吸血鬼の復讐/Vampires' Vengeance

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Vampires' Vengeance / 吸血鬼の復讐 (2)(赤)
インスタント

吸血鬼の復讐は、吸血鬼(Vampire)でない各クリーチャーにそれぞれ2点のダメージを与える。血(Blood)トークン1つを生成する。(それは「(1),(T),カード1枚を捨てる,このアーティファクトを生け贄に捧げる:カード1枚を引く。」を持つアーティファクトである。)


紅蓮地獄/Pyroclasmの亜種。吸血鬼にはダメージを与えず、トークン生成できるインスタント

吸血鬼の部族デッキで使えば、事実上対戦相手クリーチャーのみへの2点全体火力となりとても強力。吸血鬼デッキなら血トークンの使い道も多いだろう。ただしミラーマッチにはほぼ無力なので、その場合はサイドアウトしよう。

吸血鬼を使わないデッキの場合でも、3マナインスタントの全体2点火力は悪くない性能。血トークンもルーティング手段として役立つ。登場時のスタンダードでは燃えがら地獄/Cinderclasm弱者粉砕/Crush the Weakと競合するが、デッキによっては色拘束が弱くインスタントであるこちらが採用される可能性もある。

イニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期スタンダードでは、ティムール・ランプに採用される。軽い全体除去であり、土地を墓地に仕込める点が採用理由である。ボロス召集ヴォルダーレンの美食家/Voldaren Epicure血滾りの福音者/Sanguine Evangelistは取り逃してしまうものの、他のクリーチャーを除去するだけでも大打撃となるので大きな問題にはなりにくい。

リミテッドでも貴重な全体火力であり、特に吸血鬼中心のピックをしている場合は強力。自分が吸血鬼をピックしていくことで他のプレイヤーに吸血鬼が渡ることも防げて一石二鳥。ただし現在の環境では2マナ前後にもタフネス3以上が溢れており、過信は禁物。場合によっては戦闘を介した後のトドメとして使うのも良い。そういう意味でも、インスタントであることが心強い場面は多い。

[編集] ドラキュラシリーズ・カード

ドラキュラシリーズ・カード版は謎の血病/Mysterious Blood Illnessイラスト)。

ブラム・ストーカーの小説「吸血鬼ドラキュラ」に登場するルーシー・ウェステンラ/Lucy Westenraは夢遊病を患っており、徘徊中にドラキュラ伯爵/Count Draculaに血を吸われてしまう。彼女は徐々に衰弱して死亡し一度は埋葬されたが、吸血鬼として蘇りロンドンの子供を襲うようになる。最期はアブラム・ヴァン・ヘルシング/Abraham Van Helsingジョン・セワード博士/Dr.John Sewardたちによって浄化され、二度と蘇らぬ眠りについた。

[編集] 参考

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