熊野と渇苛斬の対峙/Kumano Faces Kakkazan
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エンチャントからクリーチャー・エンチャントに変身する両面カード。第1面は山伏の長、熊野/Kumano, Master Yamabushiと山の炎の神/Kamiとの対決を描いた英雄譚。第2面は熊野の似姿である人間・シャーマン。
- I-
- プレインズウォーカーや対戦相手に1点ダメージ。
- ダメージとしては微々たるもの。最序盤に対戦相手に先制ダメージを与える局面が多いだろうが、中盤以降のプレインズウォーカーに対する一押しとして役立つ事もあるだろう。
- II-
- 自身が次に唱えるクリーチャーに+1/+1カウンターを置く。
- 軽いクリーチャーを多数投入するデッキでの序盤のダメージ増加を狙うことができ、タフネス参照系への除去への耐性も付与できる。
- 同セットでフィーチャーされた改善シナジーも狙える。
- III-
- 2/2速攻に変身。かつての熊野が持っていたものに近い、限定的な追放能力を所持する。
- これ単体でも死亡誘発や墓地利用を封じることができるため、そうしたクリーチャーがブロッカーとして立っていても安心して攻撃できる。
- 赤が得意とする火力、ティムとの併用すればより効果的。
1ターン目から唱えられる軽さが売り。I章、II章がライフを詰めていくのに役立つ上、第2面も最速3ターン目に出てくるため2/2速攻というスペックを活かしやすい。
登場時のスタンダードでは、主にボロス・アグロの1マナ域として採用される。厄介な死亡誘発を持つクリーチャーを多数採用する黒コントロールやゾンビデッキといった相手に強く、そうでなくとも前述の通りアグロと相性の良い性能で、腐る心配をほとんどしなくてよい汎用性の高さも強み。ローテーション後も赤単アグロに採用される。
- 第2面の能力のルールについては熊野の学徒/Kumano's Pupils#ルールを参照。
- あなたがコントロールしている発生源のダメージが与えられていたならば、自分のパーマネントにも追放効果が適用される。フェニックスの雛/Phoenix Chick等の墓地にある間に機能する能力を持つカードを相手の追放除去から守ろうとして火力を撃たないように注意。
再調整
2023年5月30日、MTGアリーナのアルケミーおよびヒストリックの再調整で、第2面の速攻が取り除かれた。BO1における赤単アグロを弱体化させるため[1]。
その後、ローテーションによりアルケミーで使用不可になったことで再び元の性能に戻った。
脚注
参考
- 山の秘密 (Internet Archive)(Wizards社、日本語)
- カード個別評価:神河:輝ける世界 - アンコモン