君臨するもの、インドミナス・レックス/Indominus Rex, Alpha
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伝説のクリーチャー — 恐竜(Dinosaur) ミュータント(Mutant)
君臨するもの、インドミナス・レックスが戦場に出るに際し、望む枚数のクリーチャー・カードを捨てる。これにより飛行を持つカードが捨てられたなら、これは飛行カウンター1個が置かれた状態で戦場に出る。先制攻撃、二段攻撃、接死、呪禁、速攻、破壊不能、絆魂、威迫、到達、トランプル、警戒についても同様である。
これが戦場に出たとき、これの上にあるカウンター1個につき1枚のカードを引く。
戦場に出る際に手札のクリーチャー・カードを捨て、その常盤木能力をキーワード・カウンターとして獲得する伝説の恐竜・ミュータント。
石塚の放浪者/Cairn Wandererや魂剥ぎ/Soulflayerなどの系譜である、複数のキーワード能力を獲得できるクリーチャー。従来のそれらは墓地を参照するものが多かったが、これは手札を参照する。先に墓地に置いておけばいいそれらと異なり、インドミナスを出すまで手札に必要カードを抱えなければならないという点では運用面のハードルは上がっている。しかしその分5マナ6/6と素のマナレシオが良く、獲得した戦闘用のキーワード能力を活かしやすくなっている。また、カードを手札から捨てるので、先述した墓地参照型カードへの布石にもできる。
置かれたカウンターの数を参照したドローのETB能力があるため、手札から捨てた分のディスアドバンテージを補填できるのも特徴。キーワード能力を複数個持つカードを捨てれば、捨てた枚数より多くのカードを引ける。自身の能力で置かれたカウンター以外も使えるので、解決までにカウンターを置く手段があればドロー枚数を増やせる。
得られるキーワード能力は戦闘向けのものが多いので、なるべく呪禁か破壊不能を付与して場持ちを良くしておきたい。固有色の合うものではヴェノムスロープ/Venomthrope、夜帷の捕食者/Nightveil Predator、神 (アモンケット・ブロック)などが他のキーワード能力も得られて扱いやすい。探索する獣/Questing Beastなどから速攻を得て隙を減らすのも良い。
- 固有色の都合上、これを統率者にした場合は二段攻撃のみ自身の能力で得ることができない。
- 同様のキーワード能力獲得系クリーチャーの一覧は逃亡した多相の戦士/Escaped Shapeshifterを参照。また、キーワード能力の供給源としては流し台型デザインも参考にできる。
ルール
- 1つ目の能力(カウンターの獲得)
- 飛行を持つクリーチャーを複数枚捨てたとしても、飛行カウンターは1個しか置かれない。他のキーワード能力についても同様である。
- キーワード・カウンターを獲得するには、捨てる時点でそのカードが該当するキーワード能力を持っていなければならない。
- 例えば、説教好きな残響/Didact Echoの落魄4で飛行を持つ能力は戦場でのみ機能するため(CR:113.6)、これを捨てても飛行カウンターは得られない。
- 「についても同様である」と書かれているので、捨てられたカードが挙げられているキーワード能力の変種を持っていたなら、その変種のキーワード・カウンターが置かれる。(CR:702.1c)
- 例1)「[性質]からの呪禁」は呪禁能力の変種であるので(CR:702.11d)、悪意の騎士/Knight of Maliceを捨てたなら、先制攻撃カウンターと白からの呪禁カウンターを置く。
- 例2)プレインズウォーカー越えトランプルはトランプル能力の変種であるので(CR:702.19c)、大嵐の咆哮、スラスタ/Thrasta, Tempest's Roarを捨てたなら、トランプルカウンターや速攻カウンターに加えてプレインズウォーカー越えトランプルカウンターも置く。
- 2つ目の能力(ドロー)
ストーリー
インドミナス・レックス/Indominus Rexは、映画『ジュラシック・ワールド』に登場する同作オリジナルの恐竜。雌(イラスト)。
ティラノサウルスをベースに、多くの恐竜や現存する生物のDNAを混ぜ合わせて生み出された新種のハイブリッド恐竜である。性格は極めて残虐で、その危険性からパークの外れに隔離されていた。しかし組み込まれたDNAに由来する能力を駆使して脱走、恐竜・人間の双方に甚大な被害をもたらした。
- マナ・コストに混成マナ・シンボル/Hybrid Mana Symbolを含むのは、上記のハイブリッドという設定が由来であろう。
- Indominusはラテン語で「制御不能」を指す。