具眼の資本家/Discerning Financier
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対戦相手より土地が少ない場合は宝物を与えてくれて、宝物を対戦相手に引き渡すことでドローを得ることもできる人間・貴族。
能力の誘発条件の都合上先攻か後攻かで強さが大きく異なるカード。後攻の方が活躍しやすいが、同様の条件を持つ土地税/Land Taxや忠実な軍用犬/Loyal Warhoundと違って召喚に3マナ必要なのはやや重い。宝物の生成を対戦相手に依存する上にタイムラグがあり、その間に除去される危険性も高いためマナスクリュー対策としてはあまり頼りにならない。
マナ基盤の安定化が目的ならば、登場時点のスタンダードには2マナで即時・無条件に基本平地を調達してくれる野心的な農場労働者/Ambitious Farmhandがいる。土地はいらないが宝物がぜひ欲しいというデッキの場合、対戦相手依存という弱点がより重大になるので、結局構築での出番はないだろう。
リミテッドでも、エルドレインの森の決着が早めの環境なので、実質4マナ必要なドロー能力は活用する暇を確保しにくい。アンプレイアブルというほどひどい性能ではないが、同じ2/3ならばコモンの眠りの救済者/Savior of the Sleepingの方が優秀な場面も多い。ただし、BO3の対戦で後攻になった場合はサイドボードから引っ張り出す価値があるかもしれない。
- イラストの男性のひげは、レジェンド版の土地税に描かれている人物のそれとよく似ている。
- 誘発型能力はif節ルールを使用している。解決時にあなたがどの対戦相手とも同数以上の土地をコントロールしていたなら、宝物は生成されない。
- 多人数戦の場合、いずれかの対戦相手があなたより多くの土地をコントロールしているなら誘発する。
- 起動型能力を起動し、その解決前に対象の宝物を処分する作戦は無駄である。この能力は宝物だけを対象としているため、いわゆる立ち消えを起こして単に3マナと宝物1個の損になる。
- 多人数戦の場合、起動型能力で宝物をわたすプレイヤーは解決時に選ぶ。「あなたではないプレイヤー」のため、チーム戦ならチームメイトに渡してドローもできる。
