エンバレスの古参兵/Embereth Veteran

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生け贄に捧げると若き英雄の役割を後継に残す人間・騎士。

通常、1マナ2/1のクリーチャーは序盤のアタッカーとして強力だがブロッカーに止められやすいという弱点がある。しかしこのカードは、他のクリーチャーに若き英雄の役割を渡して打点を強化することで間接的にブロッカーを乗り越えたような形になれる。若き英雄自体が小型クリーチャー向けの役割であるので、アグロ向きのカードと言える。

とはいえ、これを生け贄に捧げるぶん若き英雄にしたクリーチャーを除去されるとディスアドバンテージを負ってしまう。できれば対戦相手の除去に対応しての起動を考え、ブロッカーを超えるための能動的起動は奥の手としたい。対戦相手もそれを警戒して古参兵に除去（特に出来事）を打ちづらくなるので、他のクリーチャーがいると狙われづらくなる性質があると言えなくもない。

既に戦場にいる段階から後でトークンを出し直せるため、祝祭を達成するためにも便利である。

• 旧作エルドレインの王権の尊い騎士/Venerable Knightとは、1マナ2/1で自己犠牲により後続を強化するデザインが共通している。イラストもともに老騎士が若者に剣を渡している（尊い騎士のイラスト、エンバレスの古参兵のイラスト）。
• 「若き英雄」とあるが、対象の年齢は問わない。極端な話、2体目の古参兵を対象にしても適正である。
• エルドレインの森には、同じく1マナ2/1アンコモンの小癪な家ネズミ/Cheeky House-Mouseも存在する。そちらは白で、後続ではなく先行クリーチャーを出来事によって強化する。

[編集] 参考

• エンバレス/Embereth（背景世界/ストーリー用語）
• カード個別評価：エルドレインの森 - アンコモン