フォーマット
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フォーマット/Formatとは、デッキを作る際の取り決めの総称である。以前は「レギュレーション」と呼ばれていたが、そちらは現在では廃語となっている。また、総合ルール日本語版では「形式」と訳されていたこともあった。
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解説
何の制限もなくデッキを組んでゲームをすると、昔からやっている人と新しく始めた人とで「持っているカードの量の差」が顕著に現れてしまい、「古参=強い」というつまらないゲームになってしまう。これを解消するため、トーナメントでは「ここからここまでの範囲の中のカードだけでデッキを組む」「使用してはいけないカード(禁止カード)を指定する」といったルールを決めてデッキを作る。この「どのカードが使えてどのカードが使えないか」に関する取り決めや「どのようにデッキを作り対戦するか」に関する取り決めを総称して「フォーマット」という。
この具体的な内容はマジック・イベント規定という文書で規定されている。
フォーマット一覧
公式フォーマット
- 構築(Constructed) - 構築戦
- リミテッド(Limited) - 限定戦 各々にチーム戦(2人チーム戦、3人チーム戦)がある。
- シールド(Sealed Deck)
- ブースター・ドラフト(Booster Draft)
- ロチェスター・ドラフト(Rochester Draft) - 3人チーム戦のみ(個人戦と2人チーム戦は2005年2月に廃止)
Magic Onlineフォーマット
Magic Onlineでは、公式フォーマットに加え以下のフォーマットが認定されている。
MTGAフォーマット
Magic: The Gathering Arenaでのみ認定されているフォーマット。
カジュアル変種ルール
- プレインチェイス戦(Planechase)
- ヴァンガード戦(Vanguard)
- 統率者戦(Commander)
- アーチエネミー戦(Archenemy)
- コンスピラシー・ドラフト(Conspiracy Draft)
かつて存在した公式フォーマット
- 構築
- Magic Onlineフォーマット
非公式フォーマット
カジュアルや特別なイベントなどで用いられている、非公式フォーマット。なお一部フォーマットはフライデー・ナイト・マジックなど認定イベントにも使用可能。
- 構築
- 2サイクル
- 5-Color Magic
- BYOB(Bring Your Own Block)
- Canadian Highlander
- Choose Your Own Standard
- Middle School Magic
- Old School Magic
- Peasant Magic
- Penny Dreadful
- Premodern
- Mystery Legacy
- デュエルコマンダー
- コモン統率者戦
- タイニー・リーダーズ
- ヒュージ・リーダーズ
- オースブレイカー
- ジャパンクラシック
- ダークマジック
- ブロック・パーティ
- パーフェクト・プール
- セレブレガシー
- 旧枠モダン
- マスクス以降
- フロンティア
- キューブレット
- ウィンドフォール・マジック
- ミドルインカム
- パワー99
- 新ヒストリック
- グラディエーター
- リミテッド
- その他
ミニゲーム
セットブースターに封入される広告カード(マジックミニゲーム)に書かれているもの。通常のルール知識がなくとも遊べる[5]。
その他
フォーマットの変遷
各フォーマットの使用可能セットの変遷を中心に、その時期の禁止カードや主要なデッキのまとめ。
脚注
- ↑ マジック:ザ・ギャザリングTM DCIフロアルール 2004年9月20日発効 (Internet Archive)
- ↑ マジック:ザ・ギャザリングTM DCIフロアルール 2004年12月20日発効 (Internet Archive)
- ↑ Retiring the Extended Format(Feature 2013年7月22日 Wizards of the Coast著)
- ↑ April Magic Tournament Rules Release Notes/4月マジックイベント規定リリースノート(News 2018年4月23日 Scott Larabee著)
- ↑ Magic Minigames(Feature 2020年9月15日 Annie Sardelis著)