ロチェスター・ドラフト
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ロチェスター・ドラフト/Rochester Draftは、ドラフトの一種。ピックが完全に公開されている点がブースター・ドラフトと大きく異なる。
[編集] 解説
パックの数や構築の流れはブースター・ドラフトと同様だが、ピックの方式が異なる。パックの15枚のカードをテーブルに並べ、一定時間全員がそれを確認したのち、数秒ごとにパックを開封したプレイヤーから始めて1枚ずつカードをピックしていく。8人目のプレイヤーまで回ったらそのプレイヤーは2枚カードをピックし、今度は逆周りにピックを続けるというピック方式。
パックを開封したプレイヤーは(初手取りの優位があるため)1枚。残りのプレイヤーは上手のプレイヤーのピックを見ながら自分が取るべきカードを考えていかなければならない。
- なお、「ロチェスター」とは実在の地名である。このフォーマットが最初にプレイされた大学の名を取って命名された。
- 略して「ロチェ」と呼ばれることも。
- 長らくプロツアーやグランプリなどのプレミアイベントで採用されていたフォーマットだが、2005年2月のプロツアー名古屋05を最後にプレミアイベントでは採用されないことになった。
- 予定されていたロチェスター・ドラフトのイベントはすべてブースター・ドラフトでの開催に変更された。
- 採用をやめた経緯だが、プレイヤー間の実力差があると席次によってプレイヤーの有利不利が著しく大きくなる問題があるため、プレミア・イベントには不向きとの結論に至ったものと思われる。
- 近年では、特定のカードセットのカードすべてを1枚ずつ用意し、それらを上記の要領でピックするドラフトが、お祭り要素の濃いイベントで開催されることがある(→オールカード・ロチェスタードラフト)。