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世界選手権21/Magic World Championship XXVIIは、2021年にオンラインで開催された2020-21年シーズンの世界選手権。
目次 |
概要
世界選手権18の優勝者1名、ミシックチャンピオンシップの優勝者7名(権利重複のためMC5のみ準優勝者)、マジック・プロリーグ19のミシック・ポイント上位4名(権利重複のため5位まで)、MPLでない挑戦者のミシック・ポイント上位4名(同左)から成る計16名のプレイヤーが参加した。
スタンダード部門の使用デッキでは、テーロス還魂記からタッサの介入/Thassa's Interventionなどを獲得したティムール再生が4人、鍛冶で鍛えられしアナックス/Anax, Hardened in the Forgeなどを獲得した赤単アグロが4人、夢さらい/Dream Trawlerなどを獲得したジェスカイ・ファイアーズが4人、空の粉砕/Shatter the Skyなど多数のカードを獲得したアゾリウス・コントロールが3人と、選択が分かれる結果となった[1]。
グランドファイナルにはアゾリウス・コントロールを使用するPaulo Vitor Damo da Rosaとジェスカイ・ファイアーズを使用するMárcio Carvalhoが進出。4マッチもの激戦の末にPaulo Vitor Damo da Rosaが勝利し、あらゆるタイトルを獲得した彼にとっての「最後の目標」であった世界王者の称号を手にした。
- 従来の世界選手権と異なり、すべての対戦はMagic: The Gathering Arenaで行った(ブースター・ドラフトは紙のカードでドラフトを行ったのち、Arenaにデッキリストをインポートし対戦を行う)。
- 日程は当初2019年12月の予定だったが[2]、のちに2020年2月に変更された[3]。
- 日本から出場したプレイヤーはいない。
- Twitchにて英語版公式配信が、Twitch・YouTubeにて日本語解説付き配信が行われた。
- この大会の開催に合わせ、Secret Lair Drop Series: Theros Stargazingが発売された。
基本データ
- 日時:2020年2月14日~2月16日
- 会場:Hawaiʻi Convention Center
- フォーマット:混合
- 参加者数:16名
日程
いずれも2本先取(BO3)。
1日目
- ブースター・ドラフト
- 16人のプレイヤーを8人ずつに分け、ブースター・ドラフトを行う。
- 2回戦終了後、2勝0敗の4人は勝者グループに進出。0勝2敗の4人は敗者グループに進出。1勝1敗の8人は第3回戦を行う。
- 3回戦終了後、2勝1敗の4人は勝者グループに進出。1勝2敗の4人は敗者グループに進出。
- スタンダード(勝者グループ)
- 2回戦終了後、2勝0敗の2人はトップ8勝者側ブラケットに進出。0勝2敗の2人はプレイイン・ステージに進出。1勝1敗の4人は第3回戦を行う。
- 3回戦終了後、2勝1敗の2人はトップ8勝者側ブラケットに進出。1勝2敗の2人はプレイイン・ステージに進出。
- スタンダード(敗者グループ)
- 2回戦終了後、2勝0敗の2人はプレイイン・ステージに進出。0勝2敗の2人はトーナメント敗退。1勝1敗の4人は第3回戦を行う。
- 3回戦終了後、2勝1敗の2人はプレイイン・ステージに進出。1勝2敗の2人はトーナメント敗退。
以上の手順を経て、トップ8進出者4人、プレイイン・ステージ進出者8人、敗退者4人が決定される。
2日目
- スタンダード(プレイイン・ステージ)
- 2回戦終了後、2勝0敗の2人はトップ8敗者側ブラケットに進出。0勝2敗の2人はトーナメント敗退。1勝1敗の4人は第3回戦を行う。
- 3回戦終了後、2勝1敗の2人はトップ8敗者側ブラケットに進出。1勝2敗の2人はトーナメント敗退。
- スタンダード(トップ8)
- 8人でダブル・エリミネーション形式の試合を行う。
- 勝者側ブラケット準決勝戦で勝利した2人は勝者側ブラケット決勝戦に進出。敗北した2人は敗者側ブラケット第2回戦へ送られる。
- 敗者側ブラケット第1回戦で勝利した2人は敗者側ブラケット第2回戦へ進出。敗北した2人はトーナメント敗退。
- 敗者側ブラケット第2回戦で勝利した2人は敗者側ブラケット第3回戦へ進出。敗北した2人はトーナメント敗退。
以上の手順を経て、トップ4プレイオフ進出者4人が決定される。
3日目
- スタンダード(トップ4プレイオフ)
- 4人で引き続き、ダブル・エリミネーション形式の試合を行う。
- 勝者側ブラケット決勝戦で勝利したプレイヤーはグランドファイナルに進出。敗北したプレイヤーは敗者側ブラケット決勝戦へ送られる。
- 敗者側ブラケット第3回戦で勝利したプレイヤーは敗者側ブラケット決勝戦に進出。敗北したプレイヤーはトーナメント敗退。
- 敗者側ブラケット決勝戦で勝利したプレイヤーはグランドファイナルに進出。敗北したプレイヤーはトーナメント敗退。
- グランドファイナルでは、勝者側ブラケットから勝ち上がったプレイヤーは2マッチ、敗者側ブラケットから勝ち上がった選手は3マッチの勝利で優勝となる。
参加者
順位 | プレイヤー名 | 出場枠 | スタンダードの使用デッキ |
---|---|---|---|
第3位 | Seth Manfield | MPLポイント上位 | 赤単アグロ |
賞金
順位 | 賞金(米ドル) |
---|---|
1 | 70,000 |
2 | 40,000 |
3 | 25,000 |
4 | 18,000 |
5-6 | 13,500 |
7-8 | 10,000 |
9-12 | 7,500 |
13-16 | 5,000 |
総額 | 250,000 |
これらとは別に、各参加者に参加報酬として5万ドルが授与される。
脚注
- ↑ Magic World Championship XXVI Metagame Breakdown/世界選手権2019 メタゲームブレイクダウン(MAGIC.gg 2020年2月12日 Reid Duke著)
- ↑ How to Become the next Magic Champion: Qualifying for Mythic Championships and Worlds/次のマジック王者になるために――ミシックチャンピオンシップおよび世界選手権の参加権利についてのお知らせ(Competitive Gaming 2019年2月20日 Wizards of the Coast著)
- ↑ The Future of Magic Esports/マジックのeスポーツの未来(MAGIC.gg 2019年8月14日 Elaine Chase著)
参考
- Magic World Championship XXVII(MAGIC.gg、英語)
- 第27回マジック:ザ・ギャザリング世界選手権(mtg-jp.com)
- トーナメント記録
2020年-2021年シーズン | |
---|---|
世界選手権 | 世界選手権 |
チャンピオンシップ | ゼンディカーの夜明け - カルドハイム - ストリクスヘイヴン |
リーグ・ウィークエンド | ゼンディカーの夜明け - カルドハイム - ストリクスヘイヴン |
ガントレット | MPL - ライバルズ - チャレンジャー |
その他 | マジック・プロリーグ - ライバルズ・リーグ - 日本選手権20(秋 - 冬 - ファイナル) - 日本選手権21(SEASON1 - SEASON2) |
1995-1996・1996-1997・1997-1998・1998-1999・1999-2000・2000-2001・2001-2002・2002-2003・2003-2004・2004-2005・2006・ 2007・2008・2009・2010・2011・2012・2013・2014・2015・2016・2017・2018・2019・2020・2020-2021・2021-2022・2022-2023・2023-2024・2024-2025 |