変態変異/Metamorphic Alteration
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エンチャントしたクリーチャーを好きなクリーチャーのコピーに変えるオーラ。
この手のカードとしては、2マナとかなり軽い。クローン/Cloneの亜種は重さがネックになることが多いため、軽く出せるのは魅力。反面クリーチャー1体とこのカードで1体のコピーを作るためカード・アドバンテージを失い、コピー元のETBも利用できないことに注意。
一方で、対戦相手のクリーチャーにエンチャントすることで擬似除去としても利用できる柔軟性の高さは特有の利点となる。フィニッシャー格を低サイズのクリーチャーに変化させるだけでも十分だが、歩行バリスタ/Walking Ballistaのようなタフネス0のカードを併用してコピー元として選べば、完全な除去になる。対戦相手が伝説のクリーチャーとそうでないクリーチャーをコントロールしているなら、レジェンド・ルールを利用して伝説でない方を除去することも可能。寄付/Donateのような使い方も一考できる。
ルール
- コピー元となるクリーチャーを選ぶのは、変態変異が戦場に出る際である。唱えるときではない。
- コピー可能な値のみをコピーする。タップ/アンタップ、オーラや装備品がついているか、カウンターが幾つ置かれているか、その他コピー効果でない継続的効果の影響はコピーしない。
- コピー元のクリーチャーの「戦場に出る際、~~する」、「~~の状態で戦場に出る」や「~~として戦場に出る」という常在型能力、「(自身のカード名)が戦場に出るたび」という誘発型能力は機能しない。エンチャントされているクリーチャーは既に戦場に出ている。
- 自分がコントロールする伝説のクリーチャーをコピーした場合、同名の伝説のパーマネントを2体コントロールしていることなり、レジェンド・ルールが適用される。
- コピー元として選んだクリーチャーが、その後、戦場を離れたりそのコピー可能な値が変化しても、エンチャントされているクリーチャーが同期して変化することはない(CR:707.2b、CR:707.2c)。
- エンチャントされているクリーチャーが死亡したとき、元々持っている死亡誘発は機能しない。コピーによって得ていた死亡誘発は誘発する(領域変更誘発)。
- エンチャント先のクリーチャー自身をコピー元として選んでもよい。変態変異が戦場に出る前に他にクリーチャーがいなくなった場合そうせざるを得ないだろう。
- 他の継続的効果によってクリーチャー化したパーマネント(例えば生命の力、ニッサ/Nissa, Vital Forceによってクリーチャーになった森/Forestなど)に変態変異をつけた場合、その継続的効果が終了しても、変態変異がついている限りそれはクリーチャーでありエンチャント先として適正であるため、コピーしたクリーチャーとして戦場に残り続ける。