Library of Alexandria
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マジック黎明期におけるパワー9に匹敵する力を有していたことで、後の人によってパワー10として特別に仲間入りを果たすことを許されたカード。引けば勝てるという意味を込めて「I Win」というあだ名をつけられていた。→(The Power Nine)
実質1マナでカードが引けるぶっ壊れた土地。能力は手札がちょうど7枚でないと起動できないため一見使いにくそうに見えるが、ヴィンテージでは様々な手札補充方法があるため、意外にあっさりと達成できてしまう。他のドロー手段に頼らずとも、マリガンせずに1ターン目に出せるなら先攻でも次ターンに、後攻ならば即座に引くことさえ可能(この場合クリンナップ・ステップで捨てる必要があるので、普通は対戦相手のターンに起動するが)であり、その壊れっぷりがよく分かるだろう。手札を必要とするコントロールデッキやパーミッションなら必ず入るカードと言ってしまっても過言ではない。また一度でも起動できる体勢に入ると、自身の能力で手札を7枚に維持しやすくなる点も重要。
またドローサポートカードはもちろんのこと、各種教示者との相性も抜群である。引く能力に対応して教示者を唱えることで、サーチしたカードを即座に手札に入れることができる。
- 起動時に手札が7枚であればよいのであって、解決時の手札の枚数は問わない。そのため、複数枚をコントロールしていたりアンタップする手段があったりすれば、複数回起動して複数枚のカードを引くことも可能。
- 精神力/Mind Over Matterを使うと手札を半無限に入れ替えできる。
- 能力的にはもちろん、場所柄からも「伝説の土地」に相応しいが伝説ではない。
- そもそもこのカードの登場はレジェンド・ルールの登場前である。
- 紀元前300年頃、エジプトのアレクサンドリアに建てられた実在の図書館、アレクサンドリア図書館がモデル(イラスト1/2)。数万から数十万の蔵書を誇ったといわれるが、破壊や略奪に遭い、残念ながら現存していない。
- イラストにはイスラム教のモスクを思わせるたまねぎ状のドームが乗った建物が描かれているが、アレクサンドリアにイスラム教が入ってきたのはずっと後の時代のことであり、実際のアレクサンドリア図書館とはかなり乖離していると思われる。しかし今日では、アラビアンナイトの舞台はラバイア/Rabiahであるという設定になっているため、あまり深く気にする必要はないのかもしれない。
- 漫画「デュエル・マスターズ」の第1話で、主人公の切札勝舞がNACとの対決において最初にプレイしたカードがこれ。ギャラリーからは「禁止カードだ!」と総ツッコミが入った。ちなみに使用していたデッキはThe Deck。
1994年5月2日より、タイプ1(現ヴィンテージ)で制限カードに、タイプ1.5で禁止カードに指定された。2004年9月20日にタイプ1.5に代わってレガシーが創設された後も、引き続き同フォーマットの禁止カードとなっている。
関連カード
- 開闢の巻物/Scroll of Origins - 類似したドロー能力を持つアーティファクト。2マナ。能力の起動にも2マナ必要。(神河救済)
- 図書館の大魔術師/Magus of the Library - (緑)(緑)の1/1の大魔術師。これと同じマナ能力およびドロー能力を持つクリーチャー。(次元の混乱)
- 大図書棟/The Biblioplex - 手札が0枚の場合も起動できる土地。ただし起動に2マナ必要な上に、手札に加えられるのはインスタントかソーサリーのみ。(ストリクスヘイヴン:魔法学院)