ドラゴンプラズマ/Dracoplasm
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クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)
飛行
ドラゴンプラズマが戦場に出るに際し、好きな数のクリーチャーを生け贄に捧げる。ドラゴンプラズマのパワーはそれらクリーチャーのパワーの合計になり、タフネスはそれらのタフネスの合計になる。
(赤):ドラゴンプラズマはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。
テンペストで各2色の組み合わせごとに1枚ずつ配置されている多色カード。対抗色はレアになっており、これは青赤版。
たくさんのクリーチャーを食べることでシヴ山のドラゴン/Shivan Dragonをも越えるフライヤーになれるが、これ自体を除去されるとあまりに多くのアドバンテージが失われてしまう。除去耐性がないのがなによりつらく、恐怖/Terrorや悪魔の布告/Diabolic Edictはもちろん、サイド後の紅蓮破/Pyroblastや水流破/Hydroblastにすらやられてしまう。合体怪獣には夢があるが、現実は厳しい。
あまりたくさん食べず、少数のクリーチャーだけに絞れば多少は扱いやすくなる。例えば丘巨人/Hill Giant1体だけを生け贄にした場合、これは3/3の状態で戦場に出るのだから、考え方を変えれば「丘巨人に炎のブレス/Firebreathingと飛行/Flightを合わせたオーラをつけた」ような状態になる。あるいは燃えがらの壁/Cinder Wallなら、それに加えて防衛とペナルティ能力をなくす効果もついてくるようなものになる。
また例えばナントゥーコの鞘虫/Nantuko Huskのような一時的に強烈にパンプアップできるクリーチャー・歩く火力・制限時間つきトークンなどを食べるのもいいし、あるいはPIG能力持ち・頑強や不死などの復活系能力持ち・対戦相手から一時的にコントロールを奪ったクリーチャーなどを食べる手もあるだろう。もっともそこまでする価値があるかは疑問ではあるが。
一方、除去が相対的に少ないリミテッドでは、多少の工夫は要るものの強力な1枚。相手の除去が切れたところを見計らい、終盤役に立てなくなった小型クリーチャーを食べて巨大フライヤーにしてやると強烈。インビテーショナル00春のデュプリケート・シールドでは、Chris Pikulaの全勝に貢献した。
- クリーチャーを1体も生け贄に捧げないことも適正である。通常は即座に墓地行きとなるが、全体強化手段があればプチシヴ山のドラゴン(サイズ的には後年のドラゴンの雛/Dragon Hatchlingが近い)となる。
- カタカナのカード名なので英語の音写のように見えるが、英語名はDracoplasm。音写すると「ドラコプラズマ」であり微妙に異なる。
- またクリーチャー・タイプもドラゴンではなく多相の戦士である。
- 「2体のクリーチャーを融合させ1体にする」というアイデアのもとMark Rosewaterがデザインしたカード[1]。後にこのコンセプトを踏襲した擬態の原形質/The Mimeoplasmが登場している。
- ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnoughtと性質が近く、リメイク的存在と言えなくもない。もっとも現代のドレッドノートはもっぱらスタイフルノートで使われるので、それができないこちらとは似ても似つかない状態である。
関連カード
サイクル
- 闇の天使セレニア/Selenia, Dark Angel
- ドラゴンプラズマ/Dracoplasm
- ヴァティ・イル=ダル/Vhati il-Dal
- サルタリーのゲリラ/Soltari Guerrillas
- 森の賢人/Wood Sage