ライブラリーの一番上
提供:MTG Wiki
ライブラリーの一番上(Top of a/the/one's Library)とは、文字通りライブラリーの一番上のこと、またはそこにあるカードのこと。俗的あるいは略式にライブラリートップ、トップ、(ライブラリーの)上とも呼ばれる。
Future Sight / 未来予知 (2)(青)(青)(青)
エンチャント
エンチャント
あなたのライブラリーの一番上のカードを公開したままプレイする。
あなたは、あなたのライブラリーの一番上から土地をプレイしても呪文を唱えてもよい。
言い換えると、次に引く予定のカードがあるところ、またはそのカード。通常ここにカードを置くことは、次のターンそのカードが手札に来ることを意味している。
自分がオーナーであるカードをここに置く場合、手札に加える場合と比べて「すぐには使えない」「アドバンテージを失っている」「ライブラリー破壊などで妨害される可能性がある」などの点から劣っていると考えられるが、その分コストが軽い場合が多い。
逆に、対戦相手がオーナーであるカードをここに置く場合は、手札に加える場合と比べて「次のドローを固定できる」「アドバンテージを失わない」「ライブラリー破壊などと組み合わせて実質的な除去にできる」という利点があり、そのためコストが重くなることが多い。
また、ドラコ爆発や相殺コントロール、ランタンコントロールなど、ライブラリーの一番上を操作することを目的としたデッキも存在する。
ライブラリーの一番上を公開したままプレイする
Field of Dreamsや未来予知/Future Sightなど、プレイヤーにライブラリーの一番上を公開したままゲームをプレイさせるカードが存在する。ジュワー島のスフィンクス/Sphinx of Jwar Isleのようにライブラリーの一番上をいつでも見てもよいというカードも同様。
- カードをN枚引くことは、カードを1枚引くことをN回繰り返すことである。その間にもカードは公開されるので、結果としてプレイヤーが引くカードはすべて公開されることになる。
- ライブラリーを切り直したり、索引/Indexや吸血の教示者/Vampiric Tutorなど、ライブラリーの順番を入れ替える場合、その工程がすべて終わるまでライブラリーの一番上は公開されることはない(CR:701.20b)。
- 呪文を唱える間にライブラリーの一番上のカードが変化した場合には、唱え終わるまで新しいカードは公開されないし、見ることはできない(CR:401.5)。これは起動型能力の起動に関しても同様である。これは例えば未来予知のようなライブラリーの一番上を唱えることができるカードによってや、起動コストとして切削する腐敗農場の骸骨/Rot Farm Skeletonの能力を起動したり、あるいは唱えたり起動する最中にミリキン人形/Millikinのような切削するマナ能力を起動した場合に発生する。
- 呪文や能力の解決中に変わる場合はこれに当てはまらない。例えば、むかつき/Ad Nauseamの解決中にはカードを手札に加えるたびに次のカードを確認することができる。
- ライブラリーの一番上が公開されている場合、一瞬でもそれが非公開になった後で同じカードが再度公開されたとしても、それは新しいオブジェクトとして扱われる(CR:701.16c)。これは技を借りる者/Skill Borrowerなどライブラリーの一番上のカードの能力を得るカードと、1ターンに1回しか起動できない能力や関連した能力との相互作用で問題となる。