エルフの見張り番/Elvish Lookout
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他の被覆クリーチャーと同様に、単体除去を受け付けず、除去されにくい。ただし単体ではフレンチ・バニラの1/1クリーチャーでしかなく、戦闘ではクロックを刻むにも、ブロッカーとするにも、非常に心もとない。クリーチャー強化の得意な緑でありながら、巨大化/Giant Growthやアルマジロの外套/Armadillo Cloakで強化してやることもできず、チャンプブロッカーとしてが関の山となる。
このことから、被覆を持つクリーチャーには、無視できないサイズや特別な能力といった、対戦相手が全体除去を使ってでも除去したくなるような単体性能(ブラストダーム/Blastodermや水晶スリヴァー/Crystalline Sliverなどがよい例)が求められることがわかる。それらをまったく備えていないエルフの見張り番は被覆がメリットではなく、デメリットとして機能することがほとんど。一応、対象をとらない全体強化、そして唱える以外の方法によって戦場に出た場合のオーラ等の手段によって強化・補助することは可能なため、もしなんらかのシナジーやコンボを与えられるデッキ、いささか特殊な例となるがトライバル・ウォーズ用のエルフデッキならば、5枚目以降の林間隠れの斥候/Gladecover Scoutとして検討する余地はギリギリ残されている。……別のカードを使った方が手っ取り早いのは言うまでもないが。
- のちに上位互換として強化能力付きの敏捷なマングース/Nimble Mongooseや、被覆の代わりに呪禁を持つ林間隠れの斥候/Gladecover Scoutが登場している。また、緑青の混成1マナでも、呪禁持ちのぬめるボーグル/Slippery Bogleが登場している。
- バニラの柳のエルフ/Willow Elfと比べても、単体強化カードの多い緑だけに劣る場合が多い。