呪術師のほうき/Sorcerer's Broom
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Sorcerer's Broom / 呪術師のほうき (2)
アーティファクト クリーチャー — スピリット(Spirit)
アーティファクト クリーチャー — スピリット(Spirit)
あなたが他のパーマネントを1つ生け贄に捧げるたび、あなたは(3)を支払ってもよい。そうしたなら、呪術師のほうきのコピーであるトークンを1体生成する。
2/1戦場のゴミが捨てられると仲間と呼び寄せて掃き掃除にやってくる、箒のアーティファクト・クリーチャー。
時折現れる自身のコピーを生成するクリーチャーだが、その条件がやや特殊。何かパーマネントを生け贄に捧げることで能力が誘発するが、これ単独では他のパーマネントを生け贄に捧げることができないため、他のカードと組み合わせることが前提になっている。肝心の本体性能は2/1と貧弱ながらコピーも同じ能力を持つため、マナさえあれば倍々ゲーム的に増殖していき、原典よろしく戦場を埋め尽くして手が付けられない状態になることもあり得る。
エルドレインの王権には生け贄パーマネントである食物を生み出す・利用するカードがふんだんに収録されており、デッキカラーを選べばリミテッドでも条件を満たすことは容易。これ自身を生け贄に捧げられる邪悪な貴族/Malevolent Nobleや魔女のかまど/Witch's Oven等は非常に相性が良いので是非併用したい。長期的に攻撃を受け止め続けるチャンプブロッカーとしては勿論のこと、最終的には勝ち手段にもなり得、軽量戦力でありながらマナフラッドの受け口としての側面もあり、デッキの安定にも繋がる良質な一枚。
全体除去が飛び交う構築での採用は厳しいところ。自己増殖能力を持つことから何らかのコンボの種にもなり得るが、コピーのたびに3マナを要求するのはかなり重いため現実的ではない。
- カタカタ橋のトロール/Clackbridge Trollとはちょっとした友情コンボになる。ライフとカードを与える代わりに延々とタップさせ続け、その間に延々と箒が増え続けていく。
- モチーフは、デュカスの交響詩『魔法使いの弟子』だろう。留守を任された魔法使いの弟子が、箒に魔法をかけて水汲みの仕事をやらせるが止め方が分からず、箒を割っても断片それぞれが水を汲み続けるという物語である。ウィザーズ社が協賛した映画『魔法使いの弟子』の原作でもある。