ギルド魔道士
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ギルド魔道士(Guildmage)は、「ギルド魔道士」または「ギルドの魔道士」(英語ではともに"Guildmage")をカード名に含むクリーチャーのサイクル、またはそれに含まれるカードの俗称。ミラージュ、ラヴニカ・ブロック、ラヴニカへの回帰ブロック、ラヴニカのギルドに登場し、共通して起動に色マナを要する2つの起動型能力を持つ。
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ミラージュ版
点数で見たマナ・コストが1、サイズが1/1である人間・ウィザード・クリーチャーのサイクル。各友好色のマナ1点を起動コストに含むタップ能力を持つ。
全体的に地味な印象を持たれるが、赤マナを起動コストに含む能力であるティム能力は1マナ圏のクリーチャーとしては強力であり、これを持つ祭影師ギルドの魔道士/Shadow Guildmageや農芸師ギルドの魔道士/Granger Guildmageはトーナメントでも活躍した。
かつてはウィザード以外のクリーチャー・タイプを持たなかったが、Magic Onlineでのミラージュ発売に伴い、サイクル全体に人間のクリーチャー・タイプが与えられた。
後の類似サイクルに、インベイジョンの学院の弟子サイクルや師匠サイクル、アポカリプスの信奉者サイクル、アラーラの断片の戦闘魔道士サイクルなどがある。
ラヴニカ・ブロック版
点数で見たマナ・コストが2、サイズが2/2(いわゆる熊)である混成カードのクリーチャーのサイクル。各ギルドに1種類ずつ存在し、それらの色のマナを起動コストに含む起動型能力を、それぞれの色について1つずつ持つ。
優秀なクリーチャーが少ない色であっても共通して熊であるため、カードパワーはかなり高いといえる。また混成カードであるため単色デッキでも唱えることができ、2色のデッキであっても(2色であるために起こる)色事故を無視することができる。
リミテッドではすべてが使用される可能性を持っており、構築においても高い実績を残している。
- セレズニアのギルド魔道士/Selesnya Guildmage:セレズニア対立の中核として用いられ、世界選手権05優勝のデッキにもフル投入されていた。
- アゾリウスのギルド魔道士/Azorius Guildmage:フランス選手権06優勝の白ウィニーには、これだけのために青がタッチされていた。エターナルの青白フィッシュでも活躍。
- イゼットのギルド魔道士/Izzet Guildmage:エターナルのイゼットコントロールで、コンボパーツ兼アドバンテージ源として採用されている。
- ラクドスのギルド魔道士/Rakdos Guildmage:オーストラリア選手権07優勝のラクドス・アグロで序盤の主力を担った。
コストにタップを含まず、起動コストが3マナ以上であることが多いため、訓練場/Training Groundsから受ける恩恵は大きい。
ラヴニカへの回帰ブロック版
点数で見たマナ・コストが2でサイズが2/2である事はラヴニカ・ブロックと共通だが、混成カードではなく多色クリーチャーで起動型能力も両方とも2色の色マナを必要とする。カード名には各ギルドの本拠地が使われている。
ラヴニカのギルド版
マナ・コストはラヴニカへの回帰ブロック版を、起動コストに必要な色マナはラヴニカ・ブロック版を踏襲している。また、起動コストにタップが必要になっており、ミラージュ版をも踏襲していると言える。カード名には各ギルドの二つ名が含まれている。
該当カード
- 護民官ギルドの魔道士/Civic Guildmage
- 造物師ギルドの魔道士/Shaper Guildmage
- 祭影師ギルドの魔道士/Shadow Guildmage
- 武具師ギルドの魔道士/Armorer Guildmage
- 農芸師ギルドの魔道士/Granger Guildmage
- 家門のギルド魔道士/House Guildmage
- 団体のギルド魔道士/League Guildmage
- 群集のギルド魔道士/Swarm Guildmage
- 軍勢のギルド魔道士/Legion Guildmage
- 議事会のギルド魔道士/Conclave Guildmage