絶滅の星/Star of Extinction
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ソーサリー
土地1つを対象とし、それを破壊する。絶滅の星は各クリーチャーと各プレインズウォーカーにそれぞれ20点のダメージを与える。
巨大隕石を落下させ、土地1つとほとんどのクリーチャーやプレインズウォーカーを吹き飛ばす豪快極まるソーサリー。
イクサランの相克時点で20点のダメージに素のタフネスで耐えられるクリーチャーは(歩行バリスタ/Walking Ballistaなど状況次第でいくらでも大きくなるのを除けば)銀枠以外に存在せず、再生・破壊不能・プロテクションなどの数値を問わない除去耐性を持っていない限りほぼ助からない。プレインズウォーカーも21以上の忠誠度を持て余していることはまずないだろう。
土地も壊せるが土地破壊呪文としては遅すぎるためおまけ程度。「落下地点」の雰囲気を作るための効果とみるべきか。ただし、対象にした土地が戦場を離れるなどすると立ち消えになることを忘れないように。うっかりフェッチランドや廃墟の地/Field of Ruinなどをねらわないのは当然として、状況次第ではミシュラランドも危ない。場合によっては自分の土地を犠牲にすることも考えよう。
スタンダードではより軽くて使いやすい破滅の刻/Hour of Devastationが強力なライバル。ダメージが5点では足りない、もう2マナ出してでも20点欲しいという局面は限られる。自分で破壊不能持ちのクリーチャーを使うなどして差別化したい。
- シヴ山の隕石/Shivan Meteorを作るときに検討されたという「20点ダメージ」が十年の時を経てついに登場したことになる。
- モダン以下ではボロスの反攻者/Boros Reckonerやぬいぐるみ人形/Stuffy Dollとのコンボにロマンがある。もちろん対戦相手がこれらをコントロールしていたら友情コンボでこちらが消し飛ぶ。
- 審判の日/Day of Judgment(4マナ)と石の雨/Stone Rain(3マナ)の抱き合わせと考えれば、7マナは順当なコスト設定と言えよう。
- このダメージでもB.F.M.(Big Furry Monster)なら余裕で耐えられる。
ストーリー
これはストーリー上の現在の場面ではなく、かつて不滅の太陽/The Immortal Sunを手にした太陽帝国/The Sun Empireの皇帝アパゼク・イントリ/Apatzec Intliが悪しき目的のためにその力を使用した結果を描いている。カード名とは裏腹に、このとき恐竜たちは絶滅していない[1]。
その後、不滅の太陽は太陽帝国に失望したアゾール/Azorによって持ち去られ、川守り/The River Heraldsの手に渡り、オラーズカ/Orazcaに封印されることになる。
- 現実の地球においては、約6550万年前に現在のメキシコに落下した巨大隕石が恐竜などの大量絶滅のきっかけとなったという説がある。このカードのモチーフだろう。
参考
- ↑ Ten Burning Questions from the Ixalan Story/『イクサラン』ストーリー・10の気になる疑問(Feature 2017年10月25日 Chas Andres著)