ミスターX/X
提供:MTG Wiki
*
ミスターX/X (青)(黒)伝説のクリーチャー ― 人間(Human)・スパイ(Spy)
ミスターXがオーナーの対戦相手の手札にあるかぎり、オーナーはミスターXを唱えたりミスターXの能力を起動したりできる。その対戦相手はミスターXを唱えられず、自分の手札を公開してプレイする。
(青)(黒),(T):対戦相手1人を対象とする。ミスターXをそのプレイヤーの手札に加える。
(3)(青)(黒):あなたはミスターXと同じ手札にあるカード1枚を、そのマナ・コストを支払うことなくプレイできる。
アーティスト:Dmitry Burmak
対戦相手の手札に潜入し、カードを監視及び奪取(コントロールを得る)を行う、いかにもスパイらしさに溢れたS.N.E.A.K.職員/Agents of S.N.E.A.K.の謎めいた人物。
潜入している間は相手はミスターXを唱えたり能力を起動することが出来ないので逆利用される恐れがなくマナさえあれば一方的に相手の最も強力なカードを奪取し続けることができ、手札が尽きたら別の相手の手札に潜入して・・といった柔軟な動きが可能であり、特に今引きの状況下での挙動は凶悪の一言で土地を除けばインスタントや瞬速を持つカードでしか奪取を逃れられず、そういったものが極端に少ないデッキでは実質ドローが飛ばされる以上のものとなるので相手は投了に追い込まれることだろう。神話の水盤/Font of Mythosのような相手にカードを引かせるものとは相性がよい。
反面、奪取するためには一度召喚した上でタップ能力を起動しなくてはならず除去耐性も無い為、召喚酔いが解けないうちに簡単に除去されてしまう恐れがあるものの、ひとたびタップ能力が機能し始めればそれ自身が除去耐性となってくれるので速攻付与や防御手段は必須となる。 さらに潜入できたとしても相手はミスターXに一切干渉できないという訳では無く、手札を捨てる・徴用/Commandeerの代替コストの支払いなどによって手札から排除する事が可能であり、特に相手に共鳴者が存在している状況下では優先権の順番によっては潜入した途端に追い出されてしまうので、除去や手札破壊を用いて先んじてそれらのへの対処も重要となる。
奪取能力は5マナと相応に重く、よほどマナ基盤が整っていなければ1度に2回以上起動することは困難な為、できれば1回の起動で5マナ以上のカードを奪って確実にアドバンテージを取れるようにしたい。単純に無限マナを利用すれば手札のカードを全て唱え尽くす事が出来るので、そのように特化した構成にするのもよいだろう。
- 2番目の能力を手札から起動する場合でもタップコストを支払う必要があるが、手札にあるミスターXが実際にタップ状態になることは無い。位相はパーマネントにしか適応されない為である。(CR:110.6d参照。)
- 従って手札から起動する時のみ、マナだけで複数回起動することが可能。
- 英語名は「X」一字であり、Owを抜いて全カード中最短の文字数を誇る。
- 当然不定の数値を表すXとは関係ない。
ストーリー
ミスターX/Xはバブロヴィア/Babloviaの行政組織の1つ、S.N.E.A.K.職員/Agents of S.N.E.A.K.に所属する人間のスパイ。男性。
名前以外の詳細が不明であり、組織内の指導者の交代を司っている謎多き人物。指導者の証である『ゴールデン<黄金律>ルーラー』を手中にする為にあらゆる情報源から資金を受け取っている。
参考
- カード個別評価:Unstable - レア
- World Class/ワールド・クラス(Magic story 2017年11月29日 Mark Rosewater著)