焼けこげた土地/Scorched Earth
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自分は手札から、対戦相手は場から、互いに同数の土地カードを失う呪文と見ると、ボード・アドバンテージを得るためにハンド・アドバンテージを失うカードといえる。
テンポの面から見ると、X=1の場合、これを2マナの石の雨/Stone Rainと考えることができ、テンポ・アドバンテージを取れているといえる。 また、Xが大きければ大きいほど土地1つの破壊に費やすマナは少なくなり、更にテンポに優れることになる。 その反面、追加コストで手札を捨てるためハンド・アドバンテージは大きく失っていることに注意。 また総合的に見た時のカード・アドバンテージではこの呪文を使っている分損失が出てしまう。
カードの性質上、Xを大きくするには土地を多く場に出さなければならず、そうすると手札に土地が残らない、というジレンマが発生する。 そういった事から、効率良くこのカードを使うためには、手札に土地を溜めつつマナ生産力を向上させる、という工夫をする必要がある。 土地以外のマナ加速を併用し、場に出す分を抑えるか、ドローサポートや交易路/Trade Routes等で土地を補充するのが一般的。 バウンスランドは一見相性が良いが、テンポの観点ではあまり優秀ではないため、利点が活きない恐れもある。併用の際には留意する事。 古えの墳墓/Ancient Tombのような、テンポを失わず複数マナを出せる土地カードは最も相性が良い。
- 墓地にある土地カードの回収や利用が可能なカードを用いれば、手札のロスを緩和することが可能(例:壌土からの生命/Life from the Loam、世界のるつぼ/Crucible of Worldsなど)。
- 同じX系土地破壊ソーサリーには、手札ではなく場の土地を失う地盤の亀裂/Tectonic Breakがある。
また倒壊/Raze、爆裂/Boom、振動/Tremble、燎原の火/Wildfireといった(自分も土地を失う)土地破壊との比較も重要。
- 石の雨が打てる3ターン目までに相手の土地を破壊してボード・アドバンテージを固定する、という使い方の記録も残されている。⇒[[1]]