Candelabra of Tawnos
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一見Xマナ使って同じ数の土地をアンタップするのは割に合わないように見えるが、その実様々な使い方ができるカードである。以下はその例。
- デュアルランドなどを起こして色マナ調整。
- Library of Alexandriaなどの、特殊なタップ能力を持つ土地を起こして何度も起動。
- ミシュラの工廠/Mishra's Factoryなどのミシュラランドを起こして擬似警戒。
- 様々な方法でのマナ加速。
- ウルザランド、Mishra's Workshopやトレイリアのアカデミー/Tolarian Academyのような複数のマナを生む土地を利用する。
- ほとばしる魔力/Mana Flare、High Tideなどで土地全体のマナ発生量を増やしてからアンタップすれば大量マナ加速。
これが登場したアンティキティーはミシュラの工廠/Mishra's FactoryやMishra's Workshopなど強力な土地が多く収録されていた。あるいはトレイリアのアカデミーと組み合わされた時期もあり、軽いマナ・アーティファクトからトレイリアのアカデミー、通電式キー/Voltaic Keyからさらにハーキルの召還術/Hurkyl's Recallという、X火力を使用した大量マナのコンボがあった。
レガシーではハイタイドのマナを倍増して時のらせん/Time Spiralなどの重量級カードに繋げるために重宝されている。ミラディンの傷跡参入後はpost系デッキでも採用され、雲上の座/Cloudpostの大量マナをさらに増幅している。
- 青マナを複数出せる土地があれば、転覆/CapsizeのバイバックでCandelabra of Tawnosを戻すことで無限マナを生み出すこともできる。
- 同じ起動コストで土地をタップするミシュラのらせん/Mishra's Helixに比べると4マナも軽い。
- 時のらせんにて、この能力を元にした燭台の大魔術師/Magus of the Candelabraが作られた。
1994年5月2日より、Type1(現ヴィンテージ)で制限カードに指定されたが、1997年10月1日に制限解除されている。
ストーリー
Candelabra of Tawnos (タウノスの燭台) (イラスト)とは、その名の通り工匠タウノス/Tawnosによって製作されたアーティファクトである。
単純さを極めることによって、目立たぬが素晴らしく有用なものが生まれるという事実を、タウノスはウルザからすぐに学びとった。
4,200年を超えるウルザ/Urzaの長き生涯において、彼に随った者や彼の下で働いた者、彼の教えを受けた者は数多くいるが、タウノスはその中でも飛び抜けて優秀な彼の弟子の1人である。フレイバー・テキストにもある通り、タウノスはウルザの知識をすぐに自分のものにしてしまう非常に聡慧な工匠であった。ウルザから多くの事を学びとったタウノスは、後に師であるウルザ自身から「弟子の終わり」を告げられると同時に、”マスター/master"の称号を与えられる。