ほとばしる魔力/Mana Flare
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土地をマナを引き出す目的でタップするたび、そのマナと同じマナのタイプのマナ1点を追加で生み出すエンチャント。実質的に、それぞれの土地のマナ生産力を+1しているようなものと言える。
対戦相手にも同じ恩恵を与えてしまうので、出すならば相手の土地が少ない本当の序盤、もしくは「そんなにマナがあってもあまり意味がない」ような終盤だろう。X火力のような「いくらマナがあっても困らない」カードを使うバーン系赤デッキの、マナ加速&とどめ用として採用されていた。このカードが作られた当時はドロー系のカードが多くなかったため、「マナだけあっても、それを使うカードがなくて無駄」という状況になりやすかったのも大きい。良質な軽量ドローソースが増えた今日では、マナ加速を相手に利用されるリスクは大きくなったといえる。
- この手の「土地のマナ生産力を恒久的に強化する」能力は、色の役割の変更によって緑の能力となった。それらの亜種については春の鼓動/Heartbeat of Springを参照。
- 緑への移行は赤緑の過ぎたる実り/Overabundanceでワンクッション置かれていたりする。しかしこのカードは魔力のとげ/Manabarbsも内蔵しているため、使用目的は多少違う。
- デュエルファイター刃には、これと魔力奪取/Drain Powerを組み合わせ、X火力を放つという豪快なコンボが載っている。
[編集] ルール
- マナのタイプとは、白・青・黒・赤・緑および無色の6つを指す。詳しくはマナのタイプを参照。
- どのようなケースが誘発条件に該当するのかについては、マナを引き出す目的でタップするを参照。
- 1つの土地が一度に複数のタイプのマナを出した場合、その土地のコントローラーがそれらのタイプの中から1つを選び、そのタイプのマナ1点をマナ・プールに加える。土地が生み出すマナをまるごと2倍にするのではない。
- 「生み出すことのできるマナ」ではなく「生み出したマナ」を参照することに注意。
- Tundraをはじめとした大多数の2色土地のような、複数タイプから1種類のマナを選んで生み出せる土地をタップしてマナを出しても、Tundraから白マナ、ほとばしる魔力から青マナ…なんてことはできない。Tundraから白マナを出したならほとばしる魔力からも白マナが出る。
- 実際に2種類以上のマナを出していた場合は、その中から任意のタイプを選べる。秘教の門/Mystic Gateで(白)(青)を出す事を選択すれば、ほとばしる魔力は(白)か(青)を選べる。
- この能力は誘発型マナ能力であり、スタックに乗らず直ちに解決される(マナは即座にマナ・プールに加えられる)。
- 土地自体のマナ生産力が変わるわけではない。これは「土地がマナを出した」ことにより誘発する能力である。
- 追加で出たマナに、マナのタイプ以外の性質は受け継がれない。
- 例1:すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters Allからマナを出した場合、追加で出たマナにはインスタントやソーサリー呪文を打ち消されなくする効果はない。
- 例2:雲を守る山、雲帯岳/Untaidake, the Cloud Keeperからマナを出した場合、追加で出たマナは伝説でない呪文のコストを支払うためにも使用できる。
- この能力は強制なので、マナを生み出さないことを選ぶことはできない。マナ・バーンのルールが存在していた時期には、余計なマナによって自分がダメージを受ける欠点、および対戦相手にダメージを与えられる利点もあった。