水銀の精霊/Quicksilver Elemental
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およそ、起動型能力をもつすべてのクリーチャーと相互作用してしまう。
それゆえルール上は超難解カード。
- この効果は一般の継続的効果(第5種)である。文章変更効果(第3種)ではない。→種類別
- 能力がその効果にそのオブジェクト自身の名前を持つならば、それを「水銀の精霊」と読みかえる(厳密には、オブジェクトに自分自身の名前があった場合、それは「このオブジェクトは」ということを意味すると言うルールによる→CR202.2)。
- 1ターンに複数回起動すれば、複数のクリーチャーの起動型能力を得ることができる。それゆえ、奇妙な相互作用が発生しうる。
- 「はずす」装備品を装備しているクリーチャーを対象にこれを起動した場合、装備品によって与えられた起動型能力も得る。その能力を、その装備品をはずすことによりプレイできる。奇妙に思えるが、上の名前に関するルールによりそうなるのである。
- これで起動型の刻印を得て、それを起動した場合、カードはこれに刻印される。たとえ、ターンが終了してもである。これを利用すると、クリーチャー化した等時の王笏/Isochron Scepter(の能力)を使って点数で見たマナ・コストが3以上のインスタントもプレイできる。
- これでクリーチャー化した教議会の聖域/Synod Sanctumと弧炎撒き/Arc-Sloggerの能力を得ても、弧炎撒き/Arc-Sloggerの能力で取り除いたカードを場に戻すことはできない(→CR217.7d)。
- プレインズウォーカーをクリーチャー化して、その起動型能力をコピーすると、これ自体はプレインズウォーカーの起動型能力の使用制限を受けないので、能力が使い放題となる。
- 特にジェイス・ベレレン/Jace Belerenならば無限ライブラリー破壊からドロー、チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaarならば無限ダメージによりインスタント・タイミングで相手を瞬殺でき、野生語りのガラク/Garruk Wildspeakerでも無限マナが出せる。
- 例として、マイコシンスの格子/Mycosynth Latticeと機械の行進/March of the Machinesを併用することでプレインズウォーカーをクリーチャー化することができる。
- これに一部の反転カードの起動型能力を与えて反転させることはできるが、特に意味はない。もちろん裏向きになってそれっきりということも。
- 亜種としてクラージ実験体/Experiment Krajがある。