青単コントロール

提供:MTG Wiki

2015年8月15日 (土) 15:00時点におけるTaxin (トーク | 投稿記録)による版
移動: 案内, 検索

青単コントロール(Mono-Blue Control)は、青単色で組まれたコントロールデッキ。大抵はパーミッションの形をとる。

目次

概要

カウンタードローバウンスなどのパーマネント(主にクリーチャーコントロール、そしてフィニッシャー環境アーティファクトにしっかり存在しているときにのみトーナメントで見かける。

他のを混ぜるタイプと比較して、単色なので安定した呪文運用が行える。また、大量にカウンターを搭載できるため、コンボデッキや動きの遅いデッキに対して相性が良い。土地破壊への耐性も多少は上昇。フルバーンにならある程度有利である。

基本的に動き出しが遅いため、展開力の早いデッキに対して序盤は苦戦を強いられる。そのため、後々その相性差をひっくり返せるような手段が必要となり、環境に存在できるかどうかは特にこの要素の有無が重要になる。時代を超えて様々な環境で活躍したが、青にとって冬の時代と呼ばれるオンスロート・ブロック前後、多色化傾向が顕著な第9版ラヴニカ・ブロックの環境では、勢いが小さかった。

スタンダード

下記の時期のスタンダードにおいても、活躍を見せる。

ブロック構築

下記の時期のブロック構築においても、活躍を見せる。

エクステンデッド(ローウィン後)

ローウィン参入後のエクステンデッド環境ではNext Level Blueというデッキが存在する。



不忠の糸/Threads of Disloyaltyヴィダルケンの枷/Vedalken Shacklesによる相手クリーチャーコントロール奪取を特徴とする。詳細はNext Level Blueを参照のこと。

旧エクステンデッド(ローテーション前)

ローテーション前の古いエクステンデッドでも時折見かけられた。



豊富なカウンター除去火薬樽/Powder Keg基本でない土地対策の基本に帰れ/Back to Basicsあたりが定番。フィニッシャーウルザ・ブロック時代からお馴染みの変異種/Morphlingが据えられることが多い。

その他の部分は時期と環境によって様々で、軽いドローを多数採用するオプトブルー知恵の蛇/Ophidianドローエンジンに搭載したフォービディアンなども存在する。

多数採用された打ち消し呪文(特にForce of Will)によりコンボデッキに対処がしやすいのも大きい。

ローテーションでForce of Willが落ちサイカトグ/Psychatogなど別のに強力なフィニッシャーが登場したことで、単色で組む必要性が薄れこのデッキタイプは鳴りを潜めた。

サンプルレシピ

EX-Blue [1]
土地 (25)
17 島/Island
2 流砂/Quicksand
4 不毛の大地/Wasteland
2 Thawing Glaciers
クリーチャー (5)
3 マスティコア/Masticore
2 変異種/Morphling
呪文 (31)
3 ミューズの囁き/Whispers of the Muse
4 意志の力/Force of Will
3 無効/Annul
4 衝動/Impulse
4 対抗呪文/Counterspell
1 マナ漏出/Mana Leak
3 禁止/Forbid
1 放逐/Dismiss
4 火薬樽/Powder Keg
2 ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Disk
2 基本に帰れ/Back to Basics
サイドボード (15)
1 ミューズの囁き/Whispers of the Muse
2 誤った指図/Misdirection
4 シュモクザメ/Hammerhead Shark
1 枯渇/Mana Short
4 水流破/Hydroblast
1 ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Disk
1 無効/Annul
1 基本に帰れ/Back to Basics


エターナル

エターナル環境にも存在するデッキタイプである。レガシーヴィンテージともに少数存在する。



特に、デュアルランドなど環境に蔓延する強力な基本でない土地への対策カードとして基本に帰れ/Back to Basicsを採用可能なのが重要な点。「青単BtB」などと呼ばれる場合もある。

島/Island以外の基本土地を数枚挿し仕組まれた爆薬/Engineered Explosivesを使用し、戦場に出てしまったパーマネントトークンに対処しているものが多い。似た働きをする火薬樽/Powder Kegも採用される。

フィニッシャーは定番の変異種/Morphling曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirrorをはじめ、同型対策にザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir、隙の少ない尖塔のゴーレム/Spire Golemなども採用される。クロックのスピードが若干遅いため、早期に出せるファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnoughtもみ消し/Stifleコンボスタイフルノート)を採用することもあり、この場合は同時に粗石の魔道士/Trinket Mageによるシルバーバレットが組み込まれている場合が多い。またヴィダルケンの枷/Vedalken Shacklesクリーチャーを拝借するのは常套手段。

その他のバリエーションはさまざまで、伝統的なパーミッションスタイルのものから、オプトブルーのように軽量ドローを採用し土地を切り詰めたもの、青茶単のようにマナ・アーティファクトを入れたタイプ、知恵の蛇/Ophidianドローエンジンに据えたOphidianなどが存在する。

ヴィンテージでは超強力カウンター呪文Mana Drainを活用しやすいのも大きな魅力である。

サンプルレシピ(レガシー)

Leg-Blue [2]
土地 (22)
1 アカデミーの廃墟/Academy Ruins
21 島/Island
クリーチャー (3)
2 変異種/Morphling
1 虹のイフリート/Rainbow Efreet
呪文 (35)
4 対抗呪文/Counterspell
4 嘘か真か/Fact or Fiction
4 意志の力/Force of Will
4 衝動/Impulse
4 呪文嵌め/Spell Snare
4 基本に帰れ/Back to Basics
4 火薬樽/Powder Keg
4 プロパガンダ/Propaganda
3 ヴィダルケンの枷/Vedalken Shackles
サイドボード (15)
4 虚空の杯/Chalice of the Void
3 真髄の針/Pithing Needle
3 トーモッドの墓所/Tormod's Crypt
3 水流破/Hydroblast
2 精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor


Pauper

Pauperでも一定数が存在する。



Pauper環境は単色傾向が強く、また青が環境最強色と呼ばれるようにカウンターやドローはコモンであることが多い。そのため他の環境より組みやすいと言える。反面、全体除去や大量ドローといったアドバンテージを大きく稼ぐ方法に乏しいのがネックになる。

カウンターでは対抗呪文/Counterspell除外/Exclude、ドローでは定業/Preordain熟慮/Think Twice、バウンスでは排撃/Repulse撤廃/Repeal、クリーチャーでは熟考漂い/Mulldrifter尖塔のゴーレム/Spire Golemなど、隙が小さいカードやアドバンテージが取れるカードが中心となる。

イニストラード参入後は秘密を掘り下げる者/Delver of Secretsを主力に据えるようになっている。そちらはDelver-Goを参照。一定数は存在するものの、青単デッキとしては主流のクロック・パーミッションタイプに比べると目立たない地味な立ち位置なのは否めないところ。

また、粗石の魔道士/Trinket Mageと各種ほぞを採用したトリンケットと呼ばれるタイプも存在する。

サンプルレシピ

Mono Blue Control(Pauper) [3]
土地 (24)
20 島/Island
4 流砂/Quicksand
クリーチャー (12)
4 海門の神官/Sea Gate Oracle
4 呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite
4 尖塔のゴーレム/Spire Golem
呪文 (24)
4 対抗呪文/Counterspell
2 除外/Exclude
4 魔力の乱れ/Force Spike
4 誤算/Miscalculation
2 ウーナの寵愛/Oona's Grace
4 海賊の魔除け/Piracy Charm
4 熟慮/Think Twice
サイドボード (15)
1 鎖の呪い/Curse of Chains
2 払拭/Dispel
2 撹乱/Disrupt
3 遍歴のカゲロウ獣/Errant Ephemeron
2 妖精の計略/Faerie Trickery
2 水流破/Hydroblast
1 睡眠発作/Narcolepsy
2 ウーナの門の管理人/Oona's Gatewarden


参考

MOBILE