血染めの月/Blood Moon
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多色地形・非マナ能力を持つ土地のどちらに対しても強烈な妨害となるカード。マナ基盤を多色地形に頼った多色デッキにとってはまさに致命的である。赤マナは豊富に生み出せるため、赤の呪文を妨害することができないのは欠点ではあるが、赤単色デッキが相手でもない限り、たいていは一定以上の効果を発揮してくれるだろう。赤は基本的にエンチャントを破壊できない色であるため、問題になることはかなり少ない。
環境に特殊地形が多いほどに評価を増す。第9版再録時は、ショックランド、ペインランド、ウルザランドと充実していたため、グルール・ビートなどの赤を使った2色程度のデッキではサイドボードによく採用された。
基本土地をほとんど採用していないデッキも珍しくないモダンやエターナルではさらに評価が高くなる。ドラゴン・ストンピィやブルームーンではキーカードの1つ。
- 未来予知でこのカードを元にした月の大魔術師/Magus of the Moonが登場した。
- 第8版を選ぼうでドワーフ鉱夫/Dwarven Minerと争い勝利した。
ルール
- 山になった土地は、山固有の赤マナを生む能力は持つものの、元々持っていた土地タイプおよびルール文章をすべて失う。(CR:305.7)
- サブタイプ(土地タイプ)の山は与えるものの、特殊タイプの基本を与えるわけではないので、基本土地にするわけではない。またほかのカード・タイプや特殊タイプを失わせるわけではないので、アーティファクト・土地は依然としてアーティファクトであるし、伝説の土地は依然として伝説のままであるし、またドライアドの東屋/Dryad Arborは緑の1/1クリーチャーである(ただし森ではなく山になる)。
- バウンスランドなどの扱いについて揉めることがあるが、「血染めの月で能力が失われるのは戦場に出てからである」という原則を踏まえておけば、混乱は少ないだろう。
- 戦場以外の領域にある土地カードは、この影響を受けない。