集団変身/Mass Polymorph

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自軍のクリーチャー全員が変身/Polymorphするというソーサリー

エルドラージ変身の例を見ても分かるように、基本セット2011前後のスタンダード環境では工夫して構築すれば1体を変身させるだけでもフィニッシャーとして十分すぎる性能の巨大クリーチャーを呼ぶことができる。したがって、変身デッキと同じようにトークンミシュラランドから重量級フィニッシャーを出そうとする使い方では、2マナ重くしてまで大量のクリーチャーを出す意味合いは薄く、オーバーキルになりがち。

変身と比べて、こちらの強みは数さえ並べておけば特に工夫せずとも十分なアドバンテージが期待できること。投入するクリーチャーをフィニッシャー級だけに絞らず、巣の侵略者/Nest Invader海門の神官/Sea Gate Oracleといった軽い優秀187クリーチャーを並べ、素出しも可能な中量級フィニッシャーに変身させる使い方ができる。また、対象を取らないので立ち消えが起きないのも強化点。変身の種になるクリーチャーは大概が脆い存在なので、単体除去を警戒せずに使えるのが嬉しい。

変身先として、特に複数体出すと制圧力が大きく増す霜のタイタン/Frost Titanも合っていて強力。追加の候補として酸のスライム/Acidic Slimeでさらに土地を縛る選択肢のほか、アグロ相手には強情なベイロス/Obstinate Balothもある。もちろん好みで他のクリーチャーを混ぜておくのも良い。

その効果の豪快さからスタンダードでは集団変身デッキが作られ、The Finals10などで成果をあげた。

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