緑白トークン
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緑白トークン(Green-White Tokens)とは、クリーチャー・トークンを並べる手段と全体強化を組み合わせた白緑ビートダウンデッキ。アラーラの断片参入後のスタンダードで初登場した。
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概要
緑・白共にトークン生成と全体強化に優れる色であり、カードプールによってはその2つを組み合わせたデッキを組むことができる。また両色とも単体で強力なクリーチャーを多数擁するので、それらもよく使われる。
同じく大量展開+全体強化を基調にしたウィニーデッキが軽く作られるのに対し、こちらは3~5マナ域を多用する少し重めの構成になる。向こうほどスピードに特化していない代わりに、1枚のカードが2体3体のクリーチャーを生むため単体除去に強く、全体除去からもある程度のリカバリーが可能。全体強化の頭数を兼ねてマナ・クリーチャーを用いることも多い。
ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期
ミラディンの傷跡ブロックの頃から白はトークンを用いる優秀なカードに恵まれていたが、特にイニストラードで人間とスピリットの色である白に強化とトークン生成の役割が割り振られたことで、スタンダード環境でトークンデッキが成立するようになった。
トークン生成手段は、エルズペス・ティレル/Elspeth Tirelや刃砦の英雄/Hero of Bladeholdなど、種類はかなり豊富に存在しており、単体のカードパワーも高い。全体強化手段もガヴォニーの居住区/Gavony Townshipや月皇ミケウス/Mikaeus, the Lunarch、踏み荒らし/Overrunなどが存在する。
極楽鳥/Birds of Paradiseとアヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrimの存在から立ち上がりが早く、また緑白の課題であった除去も忘却の輪/Oblivion Ringや迫撃鞘/Mortarpodなどが存在しており、安定性は高い。
宿命の旅人/Doomed Travelerや深夜の出没/Midnight Hauntingを採用してトークン戦略に特化し、無形の美徳/Intangible Virtueを用いるタイプも存在する。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリブリスベン11 準優勝 (参考)
- 使用者:Tim Fondum
- フォーマット
ローウィン=シャドウムーア・ブロック+アラーラの断片ブロック期
最初に登場したのは、ローウィン=シャドウムーア・ブロック+アラーラの断片ブロック期のスタンダード。白黒トークンの派生である。
トークン生成手段は幽体の行列/Spectral Processionや雲山羊のレインジャー/Cloudgoat Rangerが用いられる。
白黒トークンと違って手札破壊を持たないので対戦相手の妨害がしづらくなっている。その一方で、全体強化手段は黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmaneに加えて、踏み荒らし/Overrunや野生語りのガラク/Garruk Wildspeakerなどの候補が豊富にあり、またクリーチャー単体の性能も高い。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリサンパウロ09 ベスト8 (参考)
- 使用者:Allison Abe
- フォーマット
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