鶴田慶之

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鶴田慶之(つるたよしゆき)

黎明期より活躍した日本マジック界最大の功労者の1人。通称「導師」。

デッキとは自作するもの、と言う風潮のときに、インターネットから最新鋭のデッキリストを輸入した最初の人物でもある。

プレイヤーとしては早々に一線を退いたものの、その後もライターとして多くの記事を執筆している。

RPGマガジンのコラムなどで、「リソース」や「アドバンテージ」という概念を日本のプレイヤーに叩き込んだ功績はとても大きい。正に理論の「導師」である。 鶴田導師がマジックの記事で使用した用語としては「リソース」「(ハンドカードライフターン)アドバンテージ」「ボードコントロール」「コスト・パフォーマンス」などがある。 別のジャンルで使われている用語もあるが、「リソース」などの用語はマジックの記事で初めて見たと言う人も多いだろう。 「テンポ・アドバンテージ」以外のほぼ全ての用語を持ち込んだと言っていい。 現在、マジックの記事を書いている日本人はその意味で「鶴田チルドレン」と言っても過言ではない。

また、メルカディアン・マスクスからフィフス・ドーンまでの公式ハンドブックの執筆などに携わっていた。 その際、鶴田氏が良く使っていた〆のひとことが、「さあ、デッキを作ってみよう。」であった。

  • プロフェシーの公式ハンドブックで、偶然ではあるが大いなるガルガドン/Greater Gargadonの登場を予言していた。
    • 鶴田氏は自他共に認める「ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)」のファンで、自らが執筆した公式ハンドブックの殆ど全てにおいて「キャントリップ」がD&D用語であると解説しているくらいである。「D&D」においては「レッサー・デーモン」&「グレーター・デーモン」の様にかなり多くの種族に「レッサー」と対になる「グレーター」名を冠したモンスターが登場するが、マジックの開発チームもD&Dファンであることは明白で、「これならグレーターも出るだろ」と予想するのは「D&D」ファンである鶴田導師には容易であったのではないだろうか。
      • ちなみに、熱烈なファンであることが高じてか現在はD&Dの翻訳に携わっている。
  • 「ルールの神様」としても知られ、初期においてはその堪能な英語を駆使して、ルール面で揉めてしまった塚本俊樹氏をかばい、ジャッジのチャーリー・カティノ(1997年世界選手権のヘッド・ジャッジ)と渡り合って、見事塚本氏有利の裁定を引き出したりしている。
  • 「マジック最強のカードは?」との問いに対する「だな」との回答は「名言」として語られている。

主な戦績

代表的なデッキ

参考

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