昆虫
提供:MTG Wiki
昆虫/Insectは、クリーチャー・タイプの1つ。現実世界での「昆虫」を含む節足動物に似ているクリーチャーがこのクリーチャー・タイプを持つ。また、ナントゥーコ/Nantukoやクロール/Kraulのように知的種族も含む。
伝説のクリーチャー — 昆虫(Insect) シャーマン(Shaman)
飛行
プレイヤーが他のパーマネントを1つ生け贄に捧げるたび、あなたがコントロールする各クリーチャーの上にそれぞれ+1/+1カウンターを1個置く。
初出はアイスエイジ・ブロック。この頃は蟻、蜂、カマキリ、蚊、トンボ、大群、イモムシなど多様なタイプが存在していたが、テンペスト・ブロックの頃からムシっぽいものはほとんど昆虫に纏められるようになっていった。再録などの機会で旧いカードは昆虫に改訂されていき、クリーチャー・タイプ大再編で完全に統合された。オデッセイ・ブロックとオンスロート・ブロックではナントゥーコとして数を増やした。ラヴニカ・ブロックおよびラヴニカへの回帰ブロックではゴルガリやグルールに多い。他にも多くの次元/Planeに生息しており、地味ながら着実に数を増やしている。
全色に存在するが、緑に圧倒的に多く、次いで黒、赤の順に多い。無色、無色のアーティファクト・クリーチャーにも存在する。雑多な種が入り混じったタイプであり、小型から大型までとにかく幅広く、共通の特徴と呼べるものは少ない。飛行を持つものや、昆虫・トークンを生むものが比較的目立つ。
タイプ的カードは、ネズミ・蜘蛛・リスと兼用の群がりの庭/Swarmyardと、邪魔者・コウモリ・蛇・蜘蛛と兼用の厄介な害獣、ブレックス/Blex, Vexing Pestがある。純粋に昆虫専用のものとしては飢餓の潮流、グリスト/Grist, the Hunger Tideや這い回る大群王、ザスク/Zask, Skittering Swarmlordが存在する。
昆虫・トークンを生成するカードは多く、その性能も種類が豊富である(→トークン一覧)。オンスロート・ブロックやミラディン・ブロックでは、共通して緑の1/1のトークンである(後にオラクルが変更されて昆虫となった針金バエの巣/Wirefly Hiveを除く)。ミラディンの傷跡ブロックでは、緑の1/1で感染を持ったトークンが出る。
- ワスプ/Wasp、蝶/Butterfly、スズメバチ/Hornet、針金バエ/Wireflyと固有の名前を持つトークンを出すカードがある。これらは旧いテキストでは独自のクリーチャー・タイプだった名残である。
伝説の昆虫はモダンホライゾン3現在、12枚存在する(「伝説の(Legendary)・昆虫(Insect)」でWHISPER検索][注釈 1])が、戦場以外で昆虫になる飢餓の潮流、グリスト/Grist, the Hunger Tideを含めると12種類存在することになる。
- 昆虫に変化する・変化させるカードは、ナントゥーコの僧院/Nantuko Monastery、ゴルガリの魔鍵/Golgari Keyrune、ダークスティールの突然変異/Darksteel Mutation、猛り狂う成長/Rampaging Growth、不穏な火道/Restless Ventsがある。
- 英語の "insect" は広義には昆虫に限らない虫全般を指すため、ムカデ、ダンゴムシ等の生物学的には昆虫に含まれないものも含まれる。
- 蟲とは別のクリーチャー・タイプである。
- トーナメントで活躍した昆虫はワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote、巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge、昆虫の逸脱者/Insectile Aberrationなどが有名。
- 「野生生物」というフレイバー面では緑がもっともふさわしいが、一部の特徴(特にハチの飛行)がシステム面では緑の色の役割に反するというジレンマを抱えたタイプでもある。
- Mark Rosewaterはハチが社会性昆虫である点などから、有毒でないなら白で扱うべきだと考えているようだ[1]。
- 背景設定上、昆虫であるプレインズウォーカー/Planeswalkerとして、グリスト/Gristが存在する。
脚注
注釈
- ↑ Whisperデータベース未登録により、検索結果にはAmzu, Swarm's Hungerが表示されません。
出典
- ↑ Card Duty, Part 1/カードの義務 その1(Making Magic 2014年7月7日 Mark Rosewater著)