次元を挙げた祝賀/Planewide Celebration
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Planewide Celebration / 次元を挙げた祝賀 (5)(緑)(緑)
ソーサリー
ソーサリー
以下から4つを選ぶ。同じモードを2回以上選んでもよい。
・すべての色である2/2の市民(Citizen)クリーチャー・トークンを1体生成する。
・あなたの墓地からパーマネント・カード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。
・増殖を行う。
・あなたは4点のライフを得る。
モードを持つ重量級ソーサリー。トークン生成、墓地のカード回収、増殖、ライフ回復の4つのモードを持ち、合流点のように重複可能で4つ選べる。
4つのモードの趣がそれぞれ異なっており、重複可能で4回も選べる事もあって極めて多彩な動きができる1枚。
- 1つ目のモード
- 2/2の市民・トークンの生成。色は5色。
- ボード・アドバンテージに直結するモード。最大8/8相当まで並ぶが、単にクリーチャーを一気に並べるだけなら構築では他に効率のいい手段がいくらでもあるため、やはり戦況に合わせて柔軟に選んでこそと言える。少数選んで戦場に脅威を残しておき、対処を強要させてアドバンテージを稼ぐのが基本。また、トークンの色が5色であることを活かした使い方も考えられる。
- 2つ目のモード
- 自然のらせん/Nature's Spiral。
- カード・アドバンテージに直結するモード。このカードの中でも使いやすく、マナ・コスト的にも効率の良いモード。1つ目のモードや4つ目のモードと併用することで、回収したカードを使うまでの時間を稼ぎやすくなっている点が特徴。基本的にはこのモードが使いやすく、従って選ぶ回数も多くなるだろう。「アフターケア付きの再発生/Regenesis」のような感覚で運用できる。
- 3つ目のモード
- 増殖。
- 特筆すべきは一度に最大4回も増殖できるという点であり、単体のカードでは史上最多。+1/+1カウンターをばらまく手段と合わせて全体強化のように使ったり、プレインズウォーカーの忠誠カウンターを増やして奇襲的に奥義を起動するなど、トリッキーな使い方が可能となっている。例によってコンボパーツとして採用するのもありだろう。たとえば市長の笏/Magistrate's Scepterと伝承の収集者、タミヨウ/Tamiyo, Collector of Talesとで無限ターン。
- 4つ目のモード
- 4点回復。
- 最も地味な効果だが、複数回選ぶことでかなり大きなライフ・アドバンテージを獲得できるため、アグロやバーン相手への延命という意味では貴重なモード。最大で16点まで回復できるため、このモードを中心に唱える事もあるだろう。言わずもがな、他のモードと併用することでアドバンテージを失わずに回復できるという点も重要。
7マナという重さこそネックになるものの、合流点系呪文特有の高い柔軟性と腐りにくさは一級品。重さを克服できる緑系重コントロールデッキなどが採用に適している。基本的にはサポート系のカードだが、前述の通りコンボ的な利用も可能であるため、デッキ次第ではフィニッシュ手段に据えることもできる。
灯争大戦を用いたリミテッドでは、やや遅めの環境も手伝ってかなり強力。どのモードも有用だが、特に自力で忠誠度を上げられないアンコモンのプレインズウォーカーを複数コントロールしている場合は増殖のモードが光る。
エルドレインの王権参入後のスタンダードでは、その柔軟性の高さとコストの重さを無視できる相性の良さから創案の火/Fires of Inventionを用いたデッキで願いのフェイ/Fae of Wishesからサーチする選択肢として投入されることもある。
ルール
- 基本的なルールは合流点#ルールを参照。
- 1つ目のモードが生成する市民・トークンはすべての色を持つが、これは特性定義能力によるものではなく、単にトークン自体が色を持つ。直近のギルドパクトのスフィンクス/Sphinx of the Guildpactとは異なるので注意。
- ムラガンダの印刻/Muraganda Petroglyphsの効果を受けられる。
- トークン・カード[1]では能力であるかのように書かれているが、これはわかりやすさのためにそう書かれているだけである。トークン・カードは元来単なる目印であり、必ずしも通常のカードのように正確であるわけではない。
ストーリー
灯争大戦の注目の第3章の1枚。ニコル・ボーラス/Nicol Bolas打倒後のラヴニカ/Ravnicaにて、市民が倒された王神の立像/God-Pharaoh's Statueを囲んで歓喜する場面を描いている(イラスト)。