大群の笛吹き、トーテンタンズ/Totentanz, Swarm Piper

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2023年9月19日 (火) 01:22時点におけるYoidome (トーク | 投稿記録)による版
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トークンでない自軍クリーチャーやこれ自身が死亡するとネズミ・トークンを生成する伝説の人間邪術師。ネズミへの接死付与も可能。

エルドレインの森リミテッドにおける黒赤基柱カード。同テーマが扱うネズミ・トークンは通常はブロックできない1/1という貧弱な存在だが、接死付与により強気に攻撃できるアタッカーとして振る舞える。

1回2マナと乱発するとそれなりにテンポは持っていかれるが、「ブロックしたら起動されて相討ちにされるかもしれない」というプレッシャーがかかることで対戦相手ブロックしづらくなるので、起動回数は節約しやすい。もちろん大食の害獣/Voracious Verminのようなトークンでないネズミにも有効である。

もう一つの能力であるトークン生成も優秀で、ネズミ以外も相討ち覚悟の攻撃がしやすくなるほか、協約のタネも用意しやすくなる。当然、接死付与に繋げることもできる。クリーチャー1体を2回分の生け贄にできるのでサクリファイス戦術とも相性が良いが、同セットの生け贄ギミックは協約に偏っているのが難点か。ただしおとぎ話枠から吸血の儀式/Vampiric Ritesを入手できれば使い勝手が大きく増す。また、運が良ければゴブリンの砲撃/Goblin Bombardmentによる戦場コントロールも狙えるだろう。

関連カード

サイクル

エルドレインの森の2伝説のクリーチャーサイクル稀少度アンコモンリミテッド指針アンコモンでもあり、それぞれの2色のアーキタイプと童話に対応している。

ストーリー

トーテンタンズ/Totentanzエルドレイン/Eldraine人間/Human。男性(イラスト)。

彼はネズミの彫刻がされた笛で数多くの曲を奏でていたが、境界地/The Boundary Landsの集落という集落を周ってもまるでおひねりを得られなかった。恐らく、それは彼が聞き手を軽蔑していたことと、隠しきれない憎しみがあったからなのだろう。

ある日、エッジウォール/Edgewallにて道が陥没し、彼は地下の神秘的な空間へと落下する。そこで彼を見つめていたのは数百もの赤い瞳であった――だが、そのネズミ達は彼をディナーにするのではなく、より深くへと続く道へ案内した。

進んだ先の地下遺跡にて、彼は巨大な悪魔的ネズミ「駆け抜け侯/Lord Skitter」と出会う。その怪物は地上をげっ歯類の楽園にする野望を企てており、トーテンタンズは将来の地位を約束されるとともにネズミを操る力を手に入れた。ただし、飢えたネズミ共に餌を与えなければ駆け抜け候の守護は消え、自分が餌にされてしまう。彼は万物をネズミの餌食にすべく笛を吹く――まずはエッジウォールからだ!

カード名に登場

エルドレインの森
トーテンタンズの歌/Song of Totentanz

フレイバー・テキストに登場

エルドレインの森
密告/Rat Outかじりつく大合唱/Gnawing Crescendo

イラストに登場

エルドレインの森
密告/Rat Out、駆け抜け侯の祝福/Lord Skitter's Blessing、かじりつく大合唱/Gnawing Crescendo、トーテンタンズの歌/Song of Totentanz(手のみ)
おとぎ話
抑圧/Oppression

登場記事・登場作品

  • MTGアリーナの豆知識(エルドレインの森期)
  • 『エルドレインの森』ワールドガイド展示資料(30th Anniversary CELEBRATION TOKYO、英語)

脚注

  1. March of the Machine | Eldraine: The Adventures of Rankle, Master of Love/サイドストーリー・エルドレイン編 愛の達人、ランクルの冒険(Magic Story 2023年3月22日 Jenna Helland著)

参考

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