金への捕縛/Bound in Gold
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拘引/Arrest系の擬似除去オーラ。パーマネントの攻撃・ブロックに加え、起動型能力の起動と機体への搭乗もまとめて封じる。過去カードで言えば、信仰の足枷/Faith's Fettersと特権剥奪/Revoke Privilegesの特徴を併せ持つようなカード。
対象も効果も幅広いため、拘引系の中では破格の汎用性を持つ。それ自身の戦闘だけでなく、機体への搭乗を封じることでより確実に無力化でき、システムクリーチャーへの対処もある程度できるようになり、さらにクリーチャーではない置物への対策も視野に入る。
構築では、競合する払拭の光/Banishing Lightやスカイクレイブの亡霊/Skyclave Apparitionといった強力な単体除去に比べて、土地に対処できる点で差別化できる。マナ能力こそ消せないものの、ミシュラランドやカルドハイムに多く存在する強力な起動型能力持ちの土地、あるいは野生の魂、アシャヤ/Ashaya, Soul of the Wildなどの効果で土地でもあるクリーチャーを封じることができることは大きな利点である。メタゲームを見て運用したい。
統率者戦やブロールでは統率者を戦場に残しながら無力化できる優秀な除去カードである。忠誠度能力も起動型能力の一つなので、プレインズウォーカー (カード・タイプ)にエンチャントすることは完全な無力化にも等しい。シングルシンボルであることも優秀で、多色のデッキにも採用しやすい。常在型能力および誘発型能力は消せないので、それらをあてにして運用される統率者には別の除去カードを使おう。幸い、エンチャントできる対象が広いので、他に封じるべきパーマネントには困らない。
リミテッドでは言うまでもなく優秀で、白の基本コモン。平和な心/Pacifismとしての使い道はもちろん、誇示や装備品(の装備能力)などのカルドハイムをテーマを狙い撃ちにできる。