Worms of the Earth
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「土地のプレイ」に限らず「直接戦場に出す効果」も禁止する(#ルール参照)。しかし、どのプレイヤーでも土地2つか5点ダメージを代償にこれを除去できるため、エンチャント除去ができない色でも対処が可能。したがって対戦相手の選択肢が多いという弱点が生まれており、決定力を欠いている。
以上のような性質上、「こちらはもう土地はなくてもよいが、対戦相手はまだ少ない」状況でなければ出す意味が薄い。どちらかというと土地破壊を絡めたデッキ向け。ただし、土地と同時にライフも圧迫していかないと簡単に除去されるため、その場合「黒のトリプルシンボルの5マナで5点ダメージを与える」という重いだけのカードになってしまう。
- 自身を除去する機会を与える能力はアップキープごとに誘発するので、永劫の中軸/Eon Hubを併用すれば自身の能力では除去されなくなる。
- 一時期、1999年9月頃のオラクル更新で、自身を破壊ではなく生け贄に捧げるように変更されていたが、2008年7月のオラクル更新で破壊するように戻された。また、1998年7月頃のオラクル更新で、5点ダメージが「5点のライフを支払う」に変更されていたが、2010年7月のオラクル更新で5点ダメージに戻された。
ルール
「土地のプレイ禁止」に加えて「土地が戦場に出ることの禁止」の効果がある。
- 土地を直接戦場に出す場合
- フェッチランドや荒々しき自然/Untamed Wildsのような効果は、その「土地を出す」部分だけが失敗する。したがって、荒々しき自然は「ライブラリーの中を見てから、切り直す」だけになる。
- 一時的に追放された土地が戦場に戻る場合
- 土喰い豚/Petravarkのように土地を一時的に追放し、後に戦場に戻すものでも、その土地を戦場に出せない(戻せない)。このような場合、戻るタイミングを逸した土地は永久に戻ってこない。
- フェイジングの場合
- フェイズ・インは位相の変化なので関係ない。基本セット2010より前のルールでは実際に領域が変更されていたが、当時のルールでもフェイズ・インすることは戦場に出ることを置換する置換効果の影響を受けなかったため戦場に出ることができた。
- スタックから戦場に出ようとする場合
- クローン/Cloneなどでクリーチャーでもある土地をコピーする場合に起こる。この場合は戦場には出ないがスタック上にも留まれないので、スタックから墓地に置かれる(→CR:608.3b)。
- 一時期は「土地が戦場に出る場合、代わりにそれは戦場に出ない」という置換効果の形式であったが、現在の直接的な禁止と挙動に違いはない。
関連カード
条件付で土地のプレイを禁止するエンチャントには白の限りある資源/Limited Resourcesがある。
「特定種類のパーマネント禁止」と「代価を払えば除去される能力」を持つエンチャントには、土地ではなくクリーチャーを封じる上天の嵐/AEther Stormと致死の蒸気/Lethal Vaporsがある。