羊術師/Ovinomancer
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Ovinomancer / 羊術師 (2)(青)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
羊術師が戦場に出たとき、あなたがコントロールする基本土地を3つ、オーナーの手札に戻さないかぎり、それを生け贄に捧げる。
(T),羊術師をオーナーの手札に戻す:クリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。それは再生できない。そのクリーチャーのコントローラーは、緑の0/1の羊(Sheep)クリーチャー・トークンを1体生成する。
珍しい、バウンスではない青のクリーチャー除去。しかも再生不可が付いている。しかし基本土地3枚を手札に戻すのはかなりのリスクである。また、これのせいで繰り返し使うのが難しくなっている。(羊トークンの方はあまり気にしなくてよい。)
何らかの手段で速攻を与え、CIP能力の解決前に起動型能力を起動してしまえば、3マナソーサリー除去のようにして使える。問題は、そのタイミングで速攻を与えられるのは基本的に赤のカードだという点だろう。
千年霊薬/Thousand-Year Elixirとの相性が良い。3マナソーサリーのようにして、マナが続く限り何度でも除去をしてくれる。手札に戻すのはコストなので、優先権がこちらにある限り相手のインスタント・タイミングのクリーチャー除去では妨害が難しい。これに対しては、羊術師を唱えるのに対応して千年霊薬を除去するのが有効な対処法となる。
- 騙し討ち/Sneak Attackで出すと面白いかもしれないが、それならもっと優れたクリーチャーがいくらでもいる。
- ビジョンズ初出時はソーサラー/Sorcererという特有のクリーチャー・タイプを持っていた(ただし女性形であるソーサレスと同一として扱われていた時期がある)。1999年7月頃のオラクル更新でウィザードに変更され、Magic Onlineでのビジョンズのリリースに伴う2006年1月のオラクル更新で人間のクリーチャー・タイプを獲得した。
- 日本のテーブルトークRPGでは、ソーサラーを「妖術師」と訳すものが多く、その点でもカード名との間で駄洒落が成立していた。
- このカードは、ブリザード社のコンピューター・ゲーム『ウォークラフト』に敬意を表したものである。その中に敵対ユニットを羊に変身させる呪文があって、このゲームは、ビジョンズのデザインをしている時期、R&Dチームのお気に入りだったそうだ。(→Sheep!参照)
- 時のらせんでタイムシフトとして収録され、さらにその次の次元の混乱の羊術/Ovinizeのカード名の元となった。