怨恨/Rancor
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Rancor / 怨恨 (緑)
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは、+2/+0の修整を受けるとともにトランプルを持つ。
怨恨が戦場からいずれかの墓地に置かれたとき、怨恨をオーナーの手札に戻す。
最強のオーラ候補筆頭として名高いエターナルエンチャント。わずか1マナで+2/+0の修整とトランプルを与える。
オーラの欠点である「エンチャントされているクリーチャーが戦場を離れるとオーラが墓地に置かれてしまう」ことによるディスアドバンテージを克服している上に、コスト・パフォーマンスも良好で、パワー偏重な強化とトランプル付与もよく噛み合っている。
ストンピィやジャンクなどクリーチャー主体のデッキに投入されたのはもちろんのこと、マナ・コストの軽さとエターナルエンチャントの性質を利用したコンボデッキ・オーランカーのキーカードとしても活躍した。
オーバーパワーなカードと考えられていたが、基本セット2013にてまさかの再録。ただしアンコモンに格上げされている。
- エターナルエンチャントなので、本来オーラに有効なクリーチャー除去やエンチャント破壊が通用しない。対処法としては、追放、打ち消しや手札破壊、対象不適正による立ち消え、墓地に落ちて回収能力が誘発したのに対応して墓地対策、などが挙げられる。
- 基本セット2013内に消去/Eraseやトーモッドの墓所/Tormod's Cryptなどの天敵が目立つのは、このカードの暴走を抑えるための意図的なものだろう。
- トランプル・+2/+0・エターナルエンチャントのうち、せめてどれか1つは削るべきだったのでは、とよく言われる。
- なお、トランプルだけにしたカードが後に登場(原初の激情/Primal Frenzy)したが、さっぱり使われなかった。
- 「本来(2)(緑)だったのが、印刷ミスで(緑)になった」という本当だか嘘だかわからないような噂もあった。
- 再録の際に書かれたMark Rosewaterのコラム(参考)によると、本当にミスだったらしい。本来は(1)(緑)が正しいコストであったとのこと。
- ウルザズ・レガシー版は印刷された英語版のテキストがめちゃくちゃ。"Enchanted creature gains +2/+0 and trample."となっているが、当時のテンプレートに沿えば"gets +2/+0 and gains trample"である。
- 基本セット2013版では現在のテンプレートに合わせて"gets +2/+0 and has trample"に直された。
- コモンなのに値段が高いカードの代名詞的存在でもあった。かつてはカードショップで1枚400円を上回った事もある。歴代のレアカードとともに、ガラスケースに入って販売されている店もあったほど。