荒廃稲妻/Blightning
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Blightning / 荒廃稲妻 (1)(黒)(赤)
ソーサリー
ソーサリー
プレイヤー1人かプレインズウォーカー1体を対象とする。荒廃稲妻はそれに3点のダメージを与える。そのプレイヤーかそのプレインズウォーカーのコントローラーはカードを2枚捨てる。
プレイヤーへの火力付きの手札破壊呪文。精神腐敗/Mind Rotの不特定マナ1つが赤マナになり3点ダメージが付いてきた。
単純に1対2交換のカード・アドバンテージが稼げ、プレイヤーへの3点火力が付いてくる。これだけでも十分なコスト・パフォーマンスだが、プレインズウォーカーにダメージを移して除去までできれば3マナで戦場に干渉しつつ1対3交換という破格のカードに化ける。
リミテッドでは、クリーチャーにはダメージを与えられないものの十分な性能。構築でも黒赤絡みのビートダウンデッキなら文句なく採用でき、スタンダードでは「赤黒ブライトニング」のデッキ名になった。また血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elfの続唱から唱えられることからジャンド系デッキにも幅広く採用されている。環境に強力なドロー呪文がないのも追い風。
- ダメージをプレインズウォーカーに移し変えることを選んだ場合でも、手札破壊はダメージを移し変えなかった時と同様に行う。あくまで効果の一部分であるダメージを移し変えただけであって、呪文の対象そのものをプレインズウォーカーに変更している訳ではない。
- このカードがスタンダードから退場する直前の基本セット2011では、手札破壊対策カードとして強情なベイロス/Obstinate Balothが登場した。荒廃稲妻による手札破壊効果を利用して戦場に出て、CIP能力でダメージ以上のライフを回復しつつ、そのまま血編み髪のエルフをブロックできる性能と、一連の挙動に対するあからさまな対策カードであった。
- 英語版のカード名は「荒廃」を意味するBlightと、「稲妻」を意味するLightningの合成語。ちょっとした言葉遊びになっている。
- 既に荒廃/Blightも稲妻/Lightning Boltもカードとして存在し、「荒廃稲妻」という訳名はこのテンプレートに沿ったものと考えられる。
- 後に、マナ・コストの赤マナを不特定マナ2点に変えた精神的苦悶/Mental Agonyという亜種が作られた。ダメージがライフロスとなりプレインズウォーカーには効かない、失わせるライフ量が3点から2点に減少という調整が施されている。