ぬいぐるみ人形/Stuffy Doll
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アーティファクト クリーチャー — 構築物(Construct)
破壊不能
ぬいぐるみ人形が戦場に出るに際し、プレイヤーを1人選ぶ。
ぬいぐるみ人形にダメージが与えられるたび、それは選ばれたプレイヤーに同じ点数のダメージを与える。
(T):ぬいぐるみ人形は自身に1点のダメージを与える。
自身に与えられるダメージを選んだプレイヤーへと跳ね返す呪いの人形。
あらゆるダメージが本体火力に化ける。コンボの可能性は幅広く、特に地震/Earthquakeのような全体火力との相性は非常に良好。自分にダメージを与える能力も持っているので、単体でもティムのようにコツコツとライフを削っていくことができる。
破壊されない能力のおかげで何度でも利用でき、除去もされづらいため、ブロッカーとしても優秀。パワーは0だが防衛があるわけではないので、エンチャントや装備品で強化してやって攻撃するのもいいだろう。対戦相手としては「ブロックしてもスルーしても結局ダメージ」となりやすく、対処に困る。
また無色であり対象を取らないため、赤の防御円/Circle of Protection: Redや象牙の仮面/Ivory Maskで対処されることがないのも便利。バーンデッキに入れて、火力を変換するフィルターとして利用するのも面白いかもしれない。
しかし破壊されないとはいえ数値上のタフネスは1しかないため、マイナス修整に弱い。時のらせん時は復活した側面攻撃、基本セット2013での再録時は感染や死の支配の呪い/Curse of Death's Holdなどと共存しており、過信は禁物である。またトランプル持ちが相手の場合も効果が激減してしまう(下記参照)。最大限効率的に運用するつもりなら、タフネスを強化してやる必要があるだろう。
リミテッドではその能力によって地上をがっちりと固めてくれるうえ、かなりの除去耐性を誇る強力カード。さすがはレアといったところか。知恵の蛇の眼/Ophidian Eyeなどと一緒に出されると悶絶する。
- モグの偏執狂/Mogg Maniacのリメイクともとれる。重くはなったが、無色になった点、対象をとらなくなった点、破壊されなくなった点など強化点が目立つ。
- トランプルを持つクリーチャーをブロックした場合、致死ダメージ(すなわちタフネスぶんのダメージ)を割り振れば、残りをプレイヤーやプレインズウォーカーに割り振ることができるので、これのタフネスを何らかの方法で増やしていない限り、通常1点しか与えられることはない。
- 様々なカードとシナジーを形成する。
- シヴ山の隕石/Shivan Meteor。5マナ13点火力。
- プラズマの連鎖/Chain of Plasma。2マナで3点+手札1枚につきさらに3点。
- 火山の乱暴者/Volcano Hellion。自分と相手に好きなだけダメージ。
- 罪の意識/Guilty Conscience。相手へのダメージ→これに同じダメージ→再び相手に…という仕組みで、相手のライフが何点あろうと瞬殺。→ギルティ・スタッフィー
- ラースの灼熱洞/Furnace of Rath。これに入るダメージがまず2倍、対戦相手に跳ね返るときにさらに2倍で、合計4倍になって相手に襲い掛かる。
- その他執念深いごろつき/Spiteful Bullyや致命的な魅力/Fatal Attractionなど。
- 対戦相手ではなくプレイヤーなので、自分を選んでもよい。そんなことをしても通常はただ痛いだけだが、最下層民/Pariahなどをつけてからダメージを発生させると、無限ループが発生してゲームが引き分けになってしまう。
- 「Stuffy」とは、時のらせん版のイラストのぬいぐるみキャラに付けられた愛称である。このStuffy、過去の様々なカードのイラストに登場しているが、拷問台/The Rackにかけられていたり、黒の万力/Black Viseに締められていたりとロクな目にあっていない。
- プレイヤーに跳ね返す能力は積年の恨みから来たものと思われるが、自虐的な能力も持っているので、あるいはそういう嗜好の持ち主なのかもしれない。
- クリーチャー・タイプはぬいぐるみ(Teddy)ではない。日本語訳で見るとわかりにくいが、Teddyは通常「クマのぬいぐるみ」を指す。
- Teddyとはいわゆるテディベアのこと。由来は第26代アメリカ大統領セオドア・ローズベルトの愛称である。