火山の乱暴者/Volcano Hellion
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Volcano Hellion / 火山の乱暴者 (2)(赤)(赤)
クリーチャー — ヘリオン(Hellion)
クリーチャー — ヘリオン(Hellion)
火山の乱暴者はエコー(X)を持つ。Xはあなたの総ライフである。(あなたのアップキープの開始時に、これが直前のあなたのアップキープの開始時よりも後にあなたのコントロール下になっていた場合、そのエコー・コストを支払わないかぎりそれを生け贄に捧げる。)
火山の乱暴者が戦場に出たとき、クリーチャー1体を対象とする。火山の乱暴者はそれとあなたに、あなたが選んだ量のダメージを与える。そのダメージは軽減されない。
様々な点で斬新なクリーチャー。カード名と能力は火口の乱暴者/Crater Hellionを意識している。
赤のクリーチャーにして4マナ6/5という、緑も目を疑う立派なサイズが目に付く。だがそれ以上に常識外れなのはその能力であろう。戦場に出たときにはクリーチャー用火力としても働くが、そのダメージ量が何のコストも使わずに任意で可変する、と言う点がぶっ飛んでいる。ただし、同じだけの反動が自分にも返ってくるというリスクがあるので注意。
また、史上初の不定コストのエコーを持つ上、その数値が何とプレイヤー自身のライフ総量。要するに「ETB火力を高威力で撃てばエコーの支払いも安くなる」というスーサイドな作りのファッティである。
再生は許すし破壊不能持ちなどには無力だが、ただのファッティ程度ならば簡単に焼くことができる。システムクリーチャーやマナ・クリーチャーを無駄なく焼けるのは高得点。しかし、自身のライフに余裕があるときはエコーのコストが非常に重くなり、次のターンに維持することが難しくなる。
低コスト高スペックのクリーチャーとして扱うにしても、融通の利く火力として扱うにしても、なかなかに悩ましい。能力一つ一つは高性能なので、上手に使えればかなりの活躍も期待できそうな予感もする。
- 軽減されないダメージなので、ダメージ反転/Reverse Damageや清純/Purityによって大量のライフを得ることはできない。
- ライフが負の値である場合、エコー・コストは(0)である。マナが生み出されることはない。
- 絆魂のルール変更で大きな恩恵を受けた。ETB能力の解決前に絆魂を与えれば、無限ダメージ+無限ライフが実現できる。
- クリーチャー・タイプがヘリオンである、最初のクリーチャー。2007年9月サブタイプ変更で名前に「Hellion」を持つ多くのクリーチャーがヘリオンになったため、唯一のものではなくなった。
- ぬいぐるみ人形/Stuffy Dollと組み合わせると面白いかもしれない。
- このカードの能力を解決してぬいぐるみ人形にダメージを与えないとぬいぐるみ人形の能力は誘発しない。そのため、自分の現在のライフ以上のダメージを与えようとすると自分が先に死んでしまう。
- 最下層民の盾/Pariah's Shieldや崇拝/Worshipなどを併用すれば、対戦相手のライフが何兆あろうと倒すことができる。
- 無限マナ以外で、クリーチャー化したGleemaxを焼けるカードなんて、これくらいのものだろう。もちろん事前に無限ライフを得るか敗北しないようにしておかない限り、自分も5万回は死ねるわけだが。
- イラストをみると、地面と一体化しているように見える。他にも地面と一体化している流動石の乱暴者/Flowstone Hellionがいるが、その他の個体もそうなのかは不明。