微光地/Glimmerpost
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雲上の座/Cloudpostに続く、2枚目の神座。こちらは神座の数だけCIPでライフを回復する。
12postのような専用デッキが組まれた雲上の座と比較すると地味な効果。4枚出した時には合計で10点のライフを得られるが、ただデッキに入れただけでは4枚引く期待値は低い。かと言ってサーチカードやコピーカードをそれだけのために採用するにはメリットが少なすぎる。
このカードの大きな利点は神座である事とは別に、回復能力を持つアンタップインの土地である事にある。通常、ライフを得るためだけのカードはよほど劇的な効果を持つものでない限り、「それを入れるために他のカードを抜く」ことのデメリットの方が大きいため、採用される事が少ない。
しかし微光地はしっかりマナも出るため、基本土地と比べて色マナが出ないという点以外にデメリットがほぼ無く、テンポを損なわずにライフを上乗せできる。そのためデッキによっては単純に基本土地4枚と差し替える形で4枚積みされる事もあるだろうし、そうでなくても場合によっては1枚だけでも意味があると言う点が雲上の座よりも優れている(後述)。
- 同様のCIP能力を持つ土地にゼンディカーの隠れ家サイクルや2点回復のカビーラの交差路/Kabira Crossroadsが存在したが、それらは色マナが出るものの、それ以上にタップインのデメリットが大きく、あまり採用される事はなかった。
利用
- スーサイド系デッキ
- ライフをリソースとするデッキは、運用できるライフの量が増える事により、よりアグレッシブに動けるようになる。
- 特にスーサイドブラウンでは、たった1枚出すだけでもファイレクシアの処理装置/Phyrexian Processorで20点のライフ支払うことが可能になり、対戦相手を一撃で倒せるようになる。このデッキは茶単であるため色マナが出なくてもほとんど問題にならないという点でも相性がよい。
- バーン、ドネイト、ピットサイクルなどへの対策
- これらのような20点のライフをぴったり削るように設計されているデッキは、たった1点回復されるだけでも致命傷になり得るため、それらのデッキへの効果的な対策カードとなり得る。
- 特定デッキへのメタ的な使用法だが、色マナが出ない点に目を瞑れるならばメインデッキから採用しても問題がない点も強み。また、1枚出すだけでも十分な効果があり、必ずしも4枚積まなければならないという事もないので、デッキ構築に無理をかけないのも嬉しい。
- 雲上の座を使うデッキの神座の水増し
- 従来の、神座が雲上の座だけのデッキの場合、サーチカードやヴェズーヴァ/Vesuva等を併用して雲上の座を確実に揃える方法を取っていたが、微光地により神座そのものを8枚体制にすれば、そこまでデッキを特化させずとも3マナ4マナと出せる。雲上の座の安定化だけでなく、微光地の回復量増加も大きい。