トーメント
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トーメント/Torment | |
シンボル | ウロボロス |
略号 | TO, TOR |
コードネーム | Boron |
発売日 | 日:2002年2月1日 |
セット枚数 | 全143種類 |
トーメント/Tormentは、オデッセイ・ブロックの1番目の小型エキスパンション。日本では2002年2月1日に発売された。意味は「苦痛」。
目次 |
概要
ミラーリ/Mirariが陰謀団/The Cabalの手に落ちた後のオタリア大陸を舞台とする。
セット固有のテーマは「黒」。色配分を大幅に崩したマジック史上初のセットで、黒のカードが多く、その対抗色の白と緑のカードが少ない。
新キーワード能力としてマッドネスが登場し、ナイトメアが新たなメカニズムとして登場した。他にも黒以外の色で、「取り憑かれた」クリーチャーのサイクルや、汚れた土地のサイクルが登場した(いずれも黒に関係する)。過去のカードからはセンギアの吸血鬼/Sengir Vampireが再録され話題を呼んだ。
スタンダード環境へ以下の影響を与えた
- サイカトグ:チェイナーの布告/Chainer's Edict、堂々巡り/Circular Logic、綿密な分析/Deep Analysisにより大きく強化され、使用率でステロイドを抜き最大勢力になった。のちにサイカの夏と称されるサイカトグ1強体制へと発展していく。
- 青緑マッドネス:日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla、尊大なワーム/Arrogant Wurmを獲得し、新勢力となる。非常に安価に組めるわりに強力なデッキで、サイカトグとともにスタンダード環境はおろかエクステンデッド環境でも大会で実績をあげた。
- 黒コントロール:黒の全体除去であるもぎとり/Mutilate、爆発的なマナを産む陰謀団の貴重品室/Cabal Coffersの獲得により新勢力となった。
- このセットより、プレミアム・カードの封入率が70枚中1枚になり、かつ製造工程の変更によりプレミアム・カードに継ぎ目が存在しなくなった。
- 製造過程のミスで、英語版のプレミアム・カードでない白のカードはイラストが荒くなっている(参考:Ask Wizards - February, 2002(2/26))
- 英語名が同じ名前のカードが存在する(責め苦/Torment)が、このセットとの関係はない。
- 開発時のセット名は「Vendetta(ベンデッタ)」であったが、現在の名称に変更された。
- よく使われる語であるトーナメントと紛らわしい。
テーマデッキ
パッケージ・イラスト
デザイン
デザイン・チーム | Bill Rose (lead) |
Mike Elliott | |
オデッセイ・デザインコンセプト | Richard Garfield |
Mark Rosewater | |
開発チーム | Henry Stern (lead) |
Randy Buehler | |
Mike Donais | |
Bill "Quill" McQuillan | |
Brian Schneider | |
貢献 | Paul Barclay |
Brady Dommermuth | |
アート・ディレクター | Dana Knutson |
関連リンク
- A Man Named Chainer (WotC、英語、トーメントの背景紹介)