12post
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12postはデッキのアーキタイプの1つ。デッキ名は、構成によって雲上の座/Cloudpostが実質12枚入っているかのように挙動することに由来する。大元となったミラディン・ブロック構築のバージョンの製作者はGabriel Nassif。
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ミラディン・ブロック構築
ミラディン・ブロック構築に存在するコンボ寄りの緑コントロールデッキ。雲上の座/Cloudpostをサーチできる森の占術/Sylvan Scryingと刈り取りと種まき/Reap and Sowを4枚ずつ投入することで、「12post」を構成する。
ソーサリー
以下から1つを選ぶ。
・土地1つを対象とし、それを破壊する。
・あなたのライブラリーから土地カードを1枚探し、それを戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。
双呪(1)(緑)(あなたが双呪コストを支払った場合、両方を選ぶ。)
大量の無色マナからは主に歯と爪/Tooth and Nailに繋ぎ、ダークスティールの巨像/Darksteel Colossusや白金の天使/Platinum Angelなどでゲームを決める。他には対コントロールで効く精神隷属器/Mindslaverもエンドカードとして使われる。
緑中心のため、メタゲームの中心にある親和対策のアーティファクト破壊が投入しやすいのも流行の一因となった。
デッキカラーは緑単色、または赤緑・緑白・緑青のバリエーションがあり、赤を含む場合は火の玉/Fireballも併用される。ただしミラディン・ブロック構築の場合、親和の速度に対抗するため、安定性を高めた単色か、他の色はタッチにとどめるものが一般的である。
- 最高速度で大量のマナを揃えて歯と爪/Tooth and Nailを唱える、いわゆる歯と爪デッキはこの12postが走りであり、この戦略は後に緑系ウルザトロンなどへと受け継がれた。
- 雲上の座はウルザランドに比べてスロットを圧迫しないため、ウルザトロンよりも色マナを出せる土地を多く入れることができる。そのぶん素で揃えるのが難しく、また複数枚並んだ時に小回りが利きにくいのも難点。歯と爪/Tooth and Nailとの相性もあってスタンダードではウルザトロンのほうが主流だった。
後期型
- 備考
- グランプリニュージャージー04 優勝 (参考)
- 使用者:Jeff Garza
- フォーマット
12post [1] | |||||||||||||||||||||
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初期型
- 備考
- プロツアー神戸04 準優勝 (参考)
- 使用者:Gabriel Nassif
- フォーマット
12post [2] | |
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モダン
モダンにおいては、ヴェズーヴァ/Vesuvaと微光地/Glimmerpostによって「12post」を構成する。
主に緑を中心とし、赤緑や緑青の構成が主流。サーチ手段として、フィニッシャーにもなり得る原始のタイタン/Primeval Titanが多くの場合に採用され、風景の変容/Scapeshiftや探検の地図/Expedition Mapなどもしばしば採用される。
大量の無色マナの使い道には、引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Tornや無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyreといった始祖エルドラージが用いられる。
赤緑型
- 備考
- プロツアーフィラデルフィア11 ベスト8 (参考)
- 使用者:Jesse Hampton
- フォーマット
- ブリーチポストと呼ばれる赤緑のバージョン。