マナ・クリーチャー

提供:MTG Wiki

2024年4月22日 (月) 20:49時点におけるUssu (トーク | 投稿記録)による版
(差分) ←前の版 | 最新版 (差分) | 次の版→ (差分)
移動: 案内, 検索

マナ・クリーチャー(Mana Creature/Mana Dork)は、マナを生成することができるクリーチャーのこと。主にタップ能力でマナを生む起動型能力マナ能力)を持っているものがこう呼ばれる。


Llanowar Elves / ラノワールのエルフ (緑)
クリーチャー — エルフ(Elf) ドルイド(Druid)

(T):(緑)を加える。

1/1


Palladium Myr / パラジウムのマイア (3)
アーティファクト クリーチャー — マイア(Myr)

(T):(◇)(◇)を加える。

2/2

目次

[編集] 解説

クリーチャー、そしてマナに関連した能力を扱うのに長けたお家芸の1つ。ほかの無色アーティファクトなどにも存在しないわけではないが、やはり緑のものが質・量ともにもっとも充実している。土地サーチマナ・アーティファクトによるマナ加速と比べて、基本的に軽く戦闘要員にもなるという長所が高く評価される。一方で、召喚酔いの影響を受ける、クリーチャー除去によってマナ基盤が崩れてしまうといった短所もあるため、デッキタイプによって使い分けられることも多い。

基本的に1~2ターン目から戦場に出て、翌ターン以降のためのマナ加速を行うのが理想的な流れ。緑を含む様々なデッキで、デッキタイプや速度を問わずよく投入されている。最序盤のマナ加速は後の展開で大きく優位を得られるため、構築では主に2マナ以下のものが用いられる。3マナ以上となると、テンポの悪さや除去された際の損失が大きく、マナ・アーティファクトなど他の選択肢も増え始めるため、敬遠される傾向にある。ただし、金属細工師/Metalworkerエルフの大ドルイド/Elvish Archdruidなど、爆発的なマナ加速を狙えるのであればこの限りではない。

かつては1マナのマナ・クリーチャーが標準であり、2マナのものであっても好まれない時代が続いていたが、現在ではバランスの見直しによって、スタンダードのマナ・クリーチャーは2マナが標準となっている。詳細は#1マナのマナ・クリーチャーの退場を参照。

[編集] 1マナのマナ・クリーチャーの退場

リミテッド・エディションの古来より、ラノワールのエルフ/Llanowar Elves極楽鳥/Birds of Paradiseに代表される1マナのマナ・クリーチャーはのデッキを支え続け、また基本セットの常連でもあった。「2ターン目に3マナが出る恒久的なマナ加速」というのは他のではなかなか真似できないものである。

一方で、開発部はこれが緑の戦略を固定してしまい、1ターン目にマナ・クリーチャーを展開できたゲームと出来ないゲームの差が大きすぎるという事を問題視していた。緑のマナ基盤のバランス調整が行われた結果、マジック・オリジンエルフの神秘家/Elvish Mysticの代わりに葉光らせ/Leaf Gilder再録された事で、スタンダード環境から1マナのマナ・クリーチャーは退場した[4][5]

[編集] 主なマナ・クリーチャー

[編集] 脚注

  1. Blogatog(2017年6月8日)
  2. Blogatog(2015年10月22日)
  3. Blogatog(2024年4月11日)
  4. Journey into the Mailbag(Internet Archive)/一問一答への旅(Latest Developments 2014年4月25日 Sam Stoddard著)
  5. A Standard Power Level(Internet Archive)/スタンダードのパワー・レベル(Latest Developments 2016年2月5日 Sam Stoddard著)
  6. Stories from Dominaria, Part 3/『ドミナリア』での話 その3Making Magic 2018年4月30日 Mark Rosewater著)

[編集] 参考

MOBILE