謎の骸骨の事件/Case of the Stashed Skeleton
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エンチャント — 事件(Case)
この事件(Case)が戦場に出たとき、黒の2/1のスケルトン(Skeleton)・クリーチャー・トークン1体を生成し、それに容疑をかける。(それは威迫を持ち、それではブロックできない。)
解明条件 ― あなたが容疑をかけられたスケルトンをコントロールしていない。(未解明なら、あなたの終了ステップの開始時に解明する。)
解明完了 ― (1)(黒),この事件を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーからカード1枚を探し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。起動はソーサリーとしてのみ行う。
容疑のかかったスケルトンをコントロールしていない状態で終了ステップを迎えると解明されるが、容疑によりブロック制限がかかっているため、ブロッカーとして消費する手段は使えない。能動的に解明するなら容疑を晴らすカードを使ってもいいが、元々黒なので生け贄ギミックと組み合わせた方が汎用性の面でも長ずるか。変身/Polymorph系のカードとも相性が良く、一度の踏み倒しで勝負を決めきれなくとも解明により次の手に繋ぐことができる。
解明されると起動型能力で生贄に捧げることで、悪魔の教示者/Demonic Tutor相当のサーチ。ライブラリーに残ってさえいればあらゆるカードを手札に加えることが可能。クリーチャーとしても2マナ2/1威迫相当であり、対戦相手視点では無抵抗に殴られ続けるか、遅効性のサーチを許すかという二択を強制されることになる。無理に生け贄にせずともオマケ付きのアタッカーとして運用することも考えられ、その場合は強化で打点を底上げしたり、ヨーグモスの法務官、ギックス/Gix, Yawgmoth Praetorなど戦闘ダメージで誘発する能力と組み合わせることで、対戦相手に無視されがたくすると更に嫌らしさを増す。ソーサリー・タイミングでしか起動できないので、インスタント・タイミングで使えるエンチャント除去には弱い点はご愛敬。その場合もエンチャント除去単独で使われた場合はスケルトンは残る。
リミテッドでは軽いコストで容疑クリーチャーを用意できるので黒赤の容疑テーマで活躍しやすい。容疑クリーチャーを生け贄に捧げられる探偵社の検視官/Agency Coronerやルーン印の曲芸者/Rune-Brand Jugglerともシナジーを形成している。致命的な紛糾/Deadly Complicationで容疑を晴らすのも良い。
なお、容疑をかけられたスケルトンである場合はこれ自身で生成したスケルトンでなくとも解明を妨げる点には一応注意。リミテッドでは他に狩り立てられた暴骨/Hunted Bonebruteぐらいで、レアなので同時にピックするケース自体が少なく、元々威迫を備えている以上はうっかり自分で容疑をかけてしまうことはあるまいが、対戦相手に容疑をかけられると解明できなくなる可能性はある。
- カード名では「謎の」と意訳されているが、Stashedは隠された・秘蔵されたという意味である。イラストで衣装棚のようなものに骸骨がしまわれていることも加味すると、「他者に知られたくない秘密」を意味する"Skeleton in the closet"というイディオムが由来と考えられる。
- 没になったアングルード2では、元ネタを同じくするSkeletons in the Closetというカードが考案されていた。
- イラストでは教団のギルド魔道士/Cult Guildmage(イラスト)の持っていたジェイス・ベレレン/Jace Beleren人形も収納されている。この骸骨がギルド魔道士か否かはまさに謎。
関連カード
サイクル
- 手つかずの饗宴の事件/Case of the Uneaten Feast
- 研究所荒らしの事件/Case of the Ransacked Lab
- 謎の骸骨の事件/Case of the Stashed Skeleton
- 真紅の鼓動の事件/Case of the Crimson Pulse
- 密室の温室の事件/Case of the Locked Hothouse