毒吐きナメクジ/Spitting Slug
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基本性能は3マナで2/4とザ・ダーク当時としては少し強め。さすがはナメクジ、動きが鈍くクリーチャー戦闘では遅れを取ってしまう(相手に先制攻撃を与える)。しかしマナを消費すればそのデメリットがなくなる上に、逆にこちらが先制攻撃できる。
緑で先制攻撃を得られる比較的珍しいクリーチャーだが、その能力を使うことはあまりない。パワーが低いので、先制攻撃を得ても意味がないことも少なくないし、逆に、タフネスが大きいので能力を使わなくてもデメリットがあまり怖くない(先に殴られても耐えられてしまう)。
能力を使うべきは、頭でっかちクリーチャーをブロックするときだけだろう。実際、ボール・ライトニング/Ball Lightningあたりを一方的に迎撃できるのは、緑ではうれしい。
ストーリー
このSpitting Slug(粘液を吐くナメクジ)は巨大なナメクジの1種。イラストやメカニズム、コミックの描写によると、口から吐いた「粘液」で相手を絡め取って動きを鈍らせることができる。
コミック版ホームランドでは、ウルグローサ/UlgrothaのTolgath(トルガス)とThe Ancients(古の者)の大戦争で召喚されており、Apocalypse Chime(終末の鐘)が鳴らされた際に、バラバラに溶け落ちた死体として登場した。
コミックWayfarerシリーズでは、コロンドール/Corondor大陸のWhite Woods of Casindral(カシンドラルの白き森)に姿を見せた。このナメクジはプレインズウォーカー/Planeswalkerのクリスティナ/Kristinaや弟子ジャレッド・カルサリオン/Jared Carthalionと親しくなり、2人が背中に乗っても大人しくしていた。そして、ジャレッドには挨拶代わりに自慢の粘液を吐きかけている。数か月の後、Ravidel(ラヴィデル)との決戦ではジャレドによって召喚されて、奈落の王/Lord of the Pitに粘液を吐くなど奮闘した。
- ストロングホールドの毒吐きハイドラ/Spitting Hydraの先例に倣ってか、このカードも含め以降のカード名では、「Spitting」が「毒を吐く」と訳されている。元々「spit」は「唾などを吐く」ことであり「毒」に限定されるものではない。上述のように、このカードでは明らかに間違った訳語選択である。
登場作品
- Homelands on the World of MAGIC:the Gathering(コミック版ホームランド)
- コミックWayfarerシリーズ
- Forces of Nature(Wayfarer vol.2)
- Dark Eminence(Wayfarer vol.5)