ドーンハルトの殉教者、カティルダ/Katilda, Dawnhart Martyr
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降霊により変身する両面カード。第1面は3つの常磐木能力を持ち、エンチャントとスピリットの数に応じたP/Tを持つ伝説のクリーチャー。第2面はエンチャントされたクリーチャーに第1面の能力を上乗せする伝説のエンチャント・オーラ。
第1面は自身がスピリットであるため最低でも1/1は保証されているが、マナ・コストを考えると3/3程度は欲しいところ。幸いにもスタンダードで同居するセットにはスピリットをテーマに含んでいるものが多いため、自然とスピリットを組み込んだデッキを作りやすい。また、フォーゴトン・レルム探訪が使える時期ならば軽い全体エンチャントであるクラスが使えるのもあり、安定したP/Tを確保できるだろう。プロテクションは限定的だが、吸血鬼には飛行を持つものがそれなりに存在するため、自身の回避能力を盤石にしてくれる。
第2面のオーラは十分なエンチャントやスピリットがあればどんなクリーチャーでもフィニッシャー級の性能にできる。ただし重いので対応して除去を受けるとテンポ・アドバンテージの損失が大きい。対戦相手がフルタップの隙を狙うなど工夫しよう。
リミテッドでは飛行・絆魂という強力な能力を持ち合わせており、しかも降霊により除去されてもそれらの能力を遺せるボムレア。塩水漁り/Brine Comberや鷺恵みの霊/Heron-Blessed Geistなどで高P/Tを狙いやすいのも追い風である。イニストラード:真紅の契りは吸血鬼をフィーチャーしているためプロテクションも比較的役立ちやすい。
関連カード
- ドーンハルトの主導者、カティルダ/Katilda, Dawnhart Prime
- ドーンハルトの殉教者、カティルダ/Katilda, Dawnhart Martyr
- カティルダとリーア/Katilda and Lier
ストーリー
イニストラード/Innistradの昼夜の平衡を取り戻す儀式に失敗し、肉体から切り離された霊魂となって月銀の鍵/Moonsilver Keyに囚われたカティルダ/Katilda。
詳細はカティルダ/Katildaを参照。
またこのカードは、イニストラード:真紅の契りの注目のストーリーの1枚でもある。
オリヴィア/Oliviaの結婚式のさなか、月銀の鍵が異様な光に輝き、幽霊らしきものが弾け出た。鍵に囚われたカティルダの霊魂だ(イラスト)。誰が招待したというのかと憤るオリヴィアにカティルダは言った、「お前だ」と。カティルダは拘束された天使シガルダ/Sigardaに目を向けた。オリヴィアは彼女を阻止しようとしたが、ソリン/Sorinがそれを阻止し、閃光とともにシガルダは解放された[1]。
脚注
- ↑ Episode 3: Forever Hold Your Peace/メインストーリー第3話:その結婚に異議あり(Magic Story 2021年11月10日 K. Arsenault Rivera著)