オムナス・アドベンチャー
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オムナス・アドベンチャー(Omnath Adventures)は、出来事を持つカード(当事者カード)と創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creationを中心とする赤緑白青デッキ。出来事デッキの一種で、ティムール・アドベンチャーの亜種。4色アドベンチャー(Four-Color Adventures)とも呼ばれる。ゼンディカーの夜明け参入後のスタンダードに存在する。
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[編集] 概要
アーティファクト
あなたがインスタントかソーサリーである出来事(Adventure)呪文を唱えるたび、それをコピーする。あなたはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。
クリーチャー — 巨人(Giant)
豆の木の巨人のパワーとタフネスは、それぞれあなたがコントロールしている土地の総数に等しい。
*/*Fertile Footsteps / 肥沃な足跡 (2)(緑)
ソーサリー — 出来事(Adventure)
あなたのライブラリーから基本土地カード1枚を探して戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。(その後、このカードを追放する。あなたは後で追放領域からこのクリーチャーを唱えてもよい。)
伝説のクリーチャー — エレメンタル(Elemental)
創造の座、オムナスが戦場に出たとき、カード1枚を引く。
上陸 ― 土地1つがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、このターンで初めてこの能力が解決されるなら、あなたは4点のライフを得る。二度目なら、(赤)(緑)(白)(青)を加える。3度目なら、創造の座、オムナスは各対戦相手とあなたがコントロールしていない各プレインズウォーカーに、それぞれ4点のダメージを与える。
基本的な動きはティムール・アドベンチャーと同じ。幸運のクローバー/Lucky Cloverを設置したうえで肥沃な足跡/Fertile Footstepsでマナ加速し、踏みつけ/Stompや些細な盗み/Petty Theftで対戦相手の攻勢を凌ぎ、成就/Grantedで状況に応じたカードをシルバーバレットする。さらにエッジウォールの亭主/Edgewall Innkeeperや僻境への脱出/Escape to the Wildsでアドバンテージを稼ぎ、最後は豆の木の巨人/Beanstalk Giant+投げ飛ばし/Flingなどで勝負を決める。
白を足してまで採用されている創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creationは、寓話の小道/Fabled Passage、肥沃な足跡、僻境への脱出とのシナジーがあり、出来事ギミックとは軸の違う戦力となる。対戦相手からすれば、性質が大きく異なるオムナスと幸運のクローバーの両方を対処するのは非常に難しい。
自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrathが禁止されたことで、弱体化したオムナス・ランプに代わりトップメタとなる。2020年シーズン・グランドファイナルでは59.4%もの使用率を記録し[1]、Top4を独占する活躍を見せた。結果として、大会翌日にキーカードのオムナス、幸運のクローバー、僻境への脱出の3枚が禁止され、登場から1ヶ月も経たないうちに消滅を余儀なくされた。
[編集] サンプルリスト
- 備考
- 2020年シーズン・グランドファイナル 優勝(参考/参考)
- 使用者:Austin Bursavich
- フォーマット
- 自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath禁止後のリスト。
- 水蓮のコブラ/Lotus Cobraの採用が目を引く。また、成就/Grantedでアクセスするために寓話の小道/Fabled Passageを1枚サイドボードに落としているのも特徴。
- Aaron Gertlerもほぼ同一のリストで準優勝の成果を上げている。
[編集] 脚注
- ↑ 2020 Season Grand Finals Metagame Breakdown/2020年シーズン・グランドファイナル メタゲームブレイクダウン(MAGIC.gg 2020年10月8日 Frank Karsten著)