ビヒモスを招く者、キオーラ/Kiora, Behemoth Beckoner
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伝説のプレインズウォーカー — キオーラ(Kiora)
パワーが4以上のクリーチャーが1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、カードを1枚引く。
[-1]:パーマネント1つを対象とし、それをアンタップする。
緑青の混成カードとして登場したキオーラ。誘発型能力はパワー4以上のクリーチャーでのドロー、忠誠度能力はパーマネントのアンタップ。
- 誘発型能力
- 自分だけ恩恵を受けられるカヴーの巣/Kavu Lair相当の効果。
- -1能力でマナ加速をし、大型クリーチャーを唱えればカード・アドバンテージを得られるという、わかりやすく噛み合った効果。誘発条件はやや厳しく、特化したデッキでなければドローエンジンとして継続的に活用するのは難しいが、3マナの元手を考えれば1~2枚引けるだけでも十分な成果と言える。
- -1能力
- パーマネント・タイプを選ばないアンタップ能力。
- 土地をアンタップさせてのマナ加速はもちろんのこと、クリーチャーの疑似警戒やタップ能力の再利用など様々な用途に使える、柔軟性の高い能力。初期忠誠度が7と高い上に消費忠誠度は-1と最小限であるため長期的な運用が可能であり、デッキの軸として活用しやすい点が売り。言うまでもないことだが、この忠誠度能力をいかに有効活用するかがこのカードの肝となる。ニクスの睡蓮/Nyx Lotusや睡蓮の原野/Lotus Fieldなどは設置コストにも当てられよいお供。
単体では役に立ちにくく、デッキ全体でシナジーを形成してやる必要のあるタイプのプレインズウォーカーだが、3マナと軽く、最低でもマナリス/Manalithのように振る舞えるため、かなり扱いやすい部類と言える。初期忠誠度の高さに加えて忠誠度能力によってブロッカーを用意して守ることができるため、場持ちが良く非常にしぶとい点も、この手のプレインズウォーカーとしては嬉しいところ。複数枚引くと手札で腐りやすいのは難点なので、採用枚数には気を使いたい。
混成シングルシンボルと、色拘束が非常に薄くデッキに入れやすい。灯争大戦のリミテッドでは赤緑にパワー4以上のシナジーが割り当てられているため、緑青にこだわるよりも能力を活かしやすいかもしれない。
パイオニアでは緑単信心に採用され、ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyxのアンタップによる膨大なマナ加速を実現している。死に至る大釜/Pestilent Cauldronを絡めた無限コンボのパーツにもなる。
関連カード
- 荒ぶる波濤、キオーラ/Kiora, the Crashing Wave
- 深海の主、キオーラ/Kiora, Master of the Depths
- ビヒモスを招く者、キオーラ/Kiora, Behemoth Beckoner
- 深海の君主、キオーラ/Kiora, Sovereign of the Deep
- 上げ潮、キオーラ/Kiora, the Rising Tide
サイクル
灯争大戦の混成プレインズウォーカーサイクル。常在型能力か誘発型能力と、マイナスの忠誠度能力を1つずつ持つ。いずれもアンコモン。2色の組み合わせそれぞれに1枚ずつ存在する。
- 支配の片腕、ドビン/Dovin, Hand of Control(白青)
- 死者の災厄、ケイヤ/Kaya, Bane of the Dead(白黒)
- 夢を引き裂く者、アショク/Ashiok, Dream Render(青黒)
- 崇高な工匠、サヒーリ/Saheeli, Sublime Artificer(青赤)
- 混沌の船長、アングラス/Angrath, Captain of Chaos(黒赤)
- 群集の威光、ヴラスカ/Vraska, Swarm's Eminence(黒緑)
- 暴君潰し、サムト/Samut, Tyrant Smasher(赤緑)
- 石の嵐、ナヒリ/Nahiri, Storm of Stone(赤白)
- 太陽の義士、ファートリ/Huatli, the Sun's Heart(緑白)
- ビヒモスを招く者、キオーラ/Kiora, Behemoth Beckoner(緑青)
ストーリー
キオーラ/Kioraはアジャニ/Ajaniの呼びかけに応じゲートウォッチ/The Gatewatchに協力するプレインズウォーカー/Planeswalkerの一人。マーフォーク/Merfolkの女性。
詳細はキオーラ/Kioraを参照。