悪意の大梟/Baleful Strix
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キャントリップ付きの接死持ち小型フライヤー。潮の虚ろの大梟/Tidehollow Strixとは似通ったスペックだが、実質的な性能は大きく異なる。
軽い接死持ちであるため、ミッドレンジ~ランプといった中量から重量ビートダウン相手にはブロックによる相討ちでテンポ・アドバンテージを得られる。対戦相手にしてみれば当然早急に除去したいクリーチャーだが、戦場に出た時点でカードを1枚引けているため、除去されたとしてもカード・アドバンテージを得ることができる。
アドバンテージを得ながら対戦相手のクリーチャーをサイズを問わず抑え込める点で非常に強力であり、花の壁/Wall of Blossoms等と比べても、フライヤーを抑止できる点、コントロール相手に殴っていけるため「ドローだけ」にならない点で優れている。派手さの無い分欠点の見つからない燻し銀と言える。
登場するやレガシーの非コンボ系青黒系デッキに採用され、タルモゴイフ/Tarmogoyfなどのアタッカー対策として活躍している。レンと六番/Wrenn and Six登場後も勢いは衰えず、寧ろそちらで処理できない大型への対処として4cレオヴォルドでメインデッキから4枚投入されるケースが多くなった。
- プレインチェイス2012:忍者の夜/Night of the Ninjaに収録されており、同デッキのテーマである忍術とは色の組み合わせ、ETB能力、回避能力と複数の点で相性がよい。
- 統率者2013にも収録されたが、これと真の名の宿敵/True-Name Nemesisが同時に収録された精神掌握/Mind Seizeはカードショップによっては他の4種の構築済みデッキに比べて割高となっている(→構築済みデッキ#構築済みデッキの人気の差参照)。
- モダンホライゾンにて、このカードを意識したと思われる氷牙のコアトル/Ice-Fang Coatlが登場した。緑青で瞬速持ちだが、接死は条件付き。