原初の災厄、ザカマ/Zacama, Primal Calamity

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2018年10月20日 (土) 04:21時点における126.32.40.22 (トーク) - whois による版
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Zacama, Primal Calamity / 原初の災厄、ザカマ (6)(赤)(緑)(白)
伝説のクリーチャー — エルダー(Elder) 恐竜(Dinosaur)

警戒、到達、トランプル
原初の災厄、ザカマが戦場に出たとき、あなたがそれを唱えていた場合、あなたがコントロールしている土地をすべてアンタップする。
(2)(赤):クリーチャー1体を対象とする。原初の災厄、ザカマはそれに3点のダメージを与える。
(2)(緑):アーティファクト1つかエンチャント1つを対象とし、それを破壊する。
(2)(白):あなたは3点のライフを得る。

9/9

赤緑白3色の伝説のエルダー恐竜警戒到達トランプルに加え、唱えていた場合にはCIPあなたコントロールするすべての土地アンタップされ(フリースペルの一種である)、さらに自身の持つ3色それぞれに因んだ3マナ起動型能力を3つ持つ。

起動型能力の効果はそれぞれクリーチャーへの3点ティム帰化/Naturalize、3点の回復。9マナ分の土地からこれを唱えたならばCIP能力によってさらに9マナを使えるはずなので、最低でも合計3回起動できる。対戦相手置物接死持ちなどの厄介な生物除去するなり、マナを伸ばす過程ですり減ったライフを補填するなりしつつ、9/9という自身のサイズも合わさって劣勢をも一気に引っ繰り返し得る。このサイズのファッティにはどれも嬉しい戦闘向けの常在型能力を3つも持っており、クリーチャー同士の攻防においても隙がない。イクサランの束縛/Ixalan's Binding光明の縛め/Luminous Bondsなどのエンチャントによる疑似除去もの起動型能力で(前者についてはマナを立てていれば)自力で突破できるのも高評価。

最大の懸念点は除去耐性に乏しいこと。土地のアンタップが解決される前に対応して除去されると、マナ不足で一度も能力を起動できないこともありうる。また対象に取れるものがなかった場合、せいぜい9点のライフ回復程度しか仕事をしない可能性もある。それでも唱えられて戦場に出ることさえ出来ればマナやテンポの面では損をせず、土地が10マナ分以上に伸びているなら使えるマナが増える。2体目のザカマに繋げることや、除去から守る手段を構えることもできるため、プレイングや構築で補いたい。

総じてランプデッキフィニッシャーとしての風格を充分に備えた強力なクリーチャー。リミテッドでは3色9マナという重ささえクリア出来れば、劣勢を一気に引っ繰り返せるボムとなる。構築においてもランプ系のデッキが成立すれば採用されるだろう。

関連カード

サイクル

イクサランの相克エルダー恐竜サイクル。いずれも伝説のクリーチャーレアの各に1枚ずつ存在するほか、多色にも神話レア原初の災厄、ザカマ/Zacama, Primal Calamityが存在する。

イクサランを補完するために、イクサランの相克では主要四大クリーチャー・タイプを強化するカードを収録する必要性があった。その内恐竜について、各陣営ごとに設定された固有色の縛りを曲げる、メガサウルス/Megasaursという巨大恐竜のサイクルが提唱された。陣営を成立させるためのそれに例外を設ける事への懸念や抵抗もあったが、クリエイティブ・チームはそれらをエルダー・恐竜にするというアイデアを返し、議論の末収録の運びとなった(The Arrival of Rivals/『イクサランの相克』の時刻)。

ストーリー

ザカマ/Zacamaは、オラーズカ/Orazcaとともに長い眠りについていた古の恐竜の1体。三つの頭を持つ巨大な肉食恐竜(イラスト)。マナと、三相一体の太陽/The Threefold Sunの生ける体現である。

黄金の都オラーズカ/Orazcaを発見したファートリ/Huatliは、同時に目覚めたザカマに騎乗して太陽帝国/The Sun Empireへと凱旋した。都へ到着すると、ザカマはいずこかへと去っていった。

登場カード

イラストに登場

イクサランの相克
基盤の揺るぎ/Shake the Foundations光輝の勇者、ファートリ/Huatli, Radiant Champion

登場作品・登場記事

参考

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