大会常連、スパイク/Spike, Tournament Grinder

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2018年6月2日 (土) 06:48時点におけるSamurai (トーク | 投稿記録)による版
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大会常連、スパイク/Spike, Tournament Grinder (2)(黒/Φ)(黒/Φ)
伝説のクリーチャー ― 人間(Human) ゲーマー(Gamer)

((黒/Φ)は(黒)でも2点のライフでも支払うことができる。)
(黒/Φ)(黒/Φ)(黒/Φ)(黒/Φ):ゲームの外部から、あなたが所有していて構築フォーマットで禁止又は制限されたことのあるカード1枚を選び、それを公開し、それをあなたの手札に入れる。

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アーティスト:Zoltan Boros


パワー大好きティミー(Timmy)コンボ大好きジョニー(Johnny)の登場からおよそ13年、満を持してついに姿を表した大会ガチ勢「スパイク(Spike)」

点数で見たマナ・コスト起動型能力コストは他の伝説のゲーマーと同じく4マナであるが、彼女だけは色マナファイレクシア・マナ支払うことができる。すべてをライフで支払うことにすればライフ12点という非常にスーサイドな代償となるものの、わずか不特定マナ2点で即召喚起動できるため、非常に早い段階から行動を起こすことができる。

そして能力も強烈であり、なんと禁止カード制限カードに指定されたことのある好きなカード願いのようにシルバーバレットできるというもの。修繕/Tinker頭蓋骨絞め/Skullclampのようなパワーカードはもちろん、あなたの資産が許すならパワー9だろうがMishra's Workshopだろうが選り取りみどりである。起動回数などの制限はないが、ライフの余裕がないときは色拘束が強く起動することが難しくなるので、状況に応じてできるだけ強力なカードを持ってきたい。

またShahrazadChaos Orbといった現在のマジックではあり得ない効果を持つカード、オークの軍旗/Orcish Oriflammeのようにとんでもない理由で制限されていたカードも選べるという側面もあり、あえてスパイクらしくなくネタとして使うのも一興か。

今後も(あまり喜ばしいことではないが)禁止・制限されるカードが増えていくであろうことを考えれば、まさに無限の可能性を秘めたカードといえるだろう。

ルール

構築フォーマット

禁止カードや制限カード、4枚制限ルールシングルトンなどのデッキに投入可能なカードに関するフォーマットはゲーム開始前のデッキ構築のルール(すなわち、ゲームを開始できるかどうか)にだけ影響する。ゲームが始まれば実質的に意味はなくなる事に注意したい。詳しくは執拗なネズミ/Relentless Ratsを参照のこと。

  • ただしアンティに関するカードについては上述のように「ゲームに入れられない」というルールであるためそれを無視することはできない。
  • ゲームの外部がサイドボードに限定されないゲームなら、現在遊んでいるフォーマットの禁止カードを手札に持ってくる事が可能であるし、能力を複数回起動して同じ名前のカードをフォーマットの枚数制限を越えて手札に持ってくる事も可能である。
  • 認定大会のルールを厳密に適用するならゲームの外部はサイドボードに限定されるうえ、禁止カードはサイドボードにも入れられないので能力が弱くなってしまう。その場合、他のフォーマットで禁止・制限を経験しているが現在遊んでいるフォーマットでは問題なく使えるカードのみを持ってくる事が可能である。(そもそも銀枠が認定大会で使える機会はないだろうから気にしなくていいかもしれないが・・・)
  • 統率者戦の場合は、統率者固有色に関わらず好きな固有色のカードを手札に入れる事ができる。

その他

  • 『Unstable』 日本語対訳カードリストでは「a card you own from outside the game that has been banned or restricted」が禁止又は制限「されているカード」と訳されているが、実際には「されたことのあるカード」が正しい。
  • Unstableでは唯一のファイレクシア・マナを用いるカード。
    • その強力さからトーナメントで活躍し議論を呼んだメカニズムであるファイレクシア・マナを大会常連である彼女が使うのは、フレイバー的にもぴったりといえる。
  • 期間限定で銀枠のカードも使用できる統率者戦において、「ゲームの外部のカードを参照する能力は、プレイヤー間の事前の合意がないかぎり機能しない」というルールを無断で破ることはできない。
    • 逆に言えば、合意さえあれば使用できるということでもある。彼女を統率者に据えればマナ加速2マナランドで1ターン目から登場し、4枚もの禁止・制限カードを手札に加えることができるため、1ターンキルの手段には事欠かないだろう。
  • グラインダー/Grinderとは、「プロツアープロプレイヤーズ・クラブの上位レベルを目指して大会に足繁く通う人」を指すスラング。主にDCI認定のプレミアイベントを回っている人を指し、「地元の草の根イベントの常連」といった人に使われることはあまりない。また、いわゆるグレイビー・トレインに乗り込んでいる人も(大会巡りをする必要がないため)グラインダーと呼ばれることはない。そのため、基本的にはプロ・プレイヤーではなくアマチュア・プレイヤーを指す用語である。
    • プロツアーやプロツアー地域予選といった上位のプレミアイベントはその性質上参加するだけでもごく少数の勝者となる必要があるため、「プロツアー予備予選に数年に渡って毎週参加している」といったグラインダーを生み出しやすくなっている。競技マジックに取り組んで間もない人からプロツアー上位入賞経験のある人まで様々なプレイヤーがいる層であり、マジックの高レベルな競技性を維持している層とも言える。世のプロ・プレイヤーも(渡辺雄也のような特殊な経歴の持ち主を除き)ほとんどはこのグラインダーからキャリアがスタートしており、未来のプロ・プレイヤーが生まれ来る層でもある。

フレイバー・テキスト

"Just wait—I have a response."
「ちょっと待って ― それにスタックで

対戦相手に「待ってくれ」と頼んでいる点は他2名のゲーマーと同様であるが、こちらはニュアンスがまったく異なり、いかにも大会中でよくあるやり取りになっている。あるいは、他2名のゲーマーがやっと持ってきたカードに対する残酷な回答なのかもしれない。

イラスト

イラストは女性である。トーナメントプレイヤーの一般像に合わないように見えるかもしれないが、Spikeというあだ名そのものは男女問わずに使えること、潜在的なものも含めれば女性にも相当数のSpikeがいるだろうこと、またTimmyとJohnnyのイラストがいずれも男性だったため、バランスを取る目的で女性のイラストが使われている。[1]

  • 彼女が使うカードのスリーブに描かれているのは睡蓮の花/Lotus Bloom。残念(?)ながらこのカードは禁止・制限を経験していないので持ってくることはできない。
  • また彼女が着ている服の文字「NOPE」にはマナ・シンボルが描かれており、これは打ち消し呪文のことを暗示しているのかもしれない。

サイクル

「アン」シリーズに収録されている伝説のゲーマーのメガサイクル。ヴォーソス以外はいずれもマナ・コストが(2)(M)(M)、1/1で、4マナ起動できる起動型能力を持つ。

その能力にはそれぞれTimmy, Johnny, and Spikeの嗜好が反映されている。

参考

  1. Mark Rosewaterのブログ
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