水辺の学舎、水面院/Minamo, School at Water's Edge
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ペナルティなしで色マナが出るため、島/Islandの代わりに1枚入れて問題無い。伝説のパーマネントしか対象にできないが、青を含むデッキで(これ以外に)伝説のパーマネントが入っているなら、十分投入可能である。もし伝説のパーマネントが何も入っていなかったとしても、島ではないカードを散らすことによって、沸騰/Boilなどの被害を軽減できるので、入れる価値はある。
リミテッドで伝説のクリーチャーの起動型能力を倍使えるようになればそれだけで戦場を制圧できる可能性がある。起動型能力でなくても、クリーチャーのサイズによっては擬似的な警戒を付与して殴っているだけでも十分脅威になる。
構築では、そのままでも島の代わりになるとはいえ、使うならばやはりアンタップ能力を活用していきたい。呪師コントロールならば暴く者、智也/Tomoya the Revealerをアンタップすれば強力なライブラリー破壊ギミックになるし、ヴィンテージならトレイリアのアカデミー/Tolarian Academyをアンタップし、かなりのマナ加速が可能となる。モダンにおいてもしばしばサイドインされる窒息/Chokeへの対策としてマーフォークに採用されることがある。
- サイクル中唯一、対象がクリーチャー限定ではなく伝説のパーマネントであるため、これ自身を対象に起動することもできる。青マナを無尽蔵に消費するだけなので通常は意味は無いが、アンタップやタップに対して誘発する能力とのコンボが期待できる。例えば、催眠の宝珠/Mesmeric Orbと組み合わせれば、高速で墓地を肥やすことができる。
- アンタップ状態だと呪禁を持つ龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutaiとは相性が良く、モダンの青白系コントロールデッキでオジュタイと共に採用される場合がある。背景ストーリー上のオジュタイは僧院の指導者であるため、フレイバー的にも粋な組み合わせである。
関連カード
サイクル
神河物語の各色の伝説の土地サイクル。対応する色のマナ能力と、伝説のクリーチャーを対象とする能力を持つ。
- 永岩城/Eiganjo Castle
- 水辺の学舎、水面院/Minamo, School at Water's Edge
- 死の溜まる地、死蔵/Shizo, Death's Storehouse
- 血に染まりし城砦、真火/Shinka, the Bloodsoaked Keep
- 先祖の院、翁神社/Okina, Temple to the Grandfathers
ペナルティなしに色マナを出すことができるため、対応する色マナを出す基本土地1枚の代わりに1枚挿しされることが多い。
また、伝説のクリーチャーを対象とするため、共通して死者の嘆き、崩老卑/Horobi, Death's Wailを除去することができる。そのことから、スタンダードでは崩老卑対策として使われることもあった。
ストーリー
水面院/Minamo Academyは、神河/Kamigawaの地名の1つ。神河最大の河川・夢川/Yumegawa Riverの、飛び抜けて高く幅も広い滝、神が現世に姿を現す門とも言える神滝/Kamitaki Fallsの上空に浮かぶ大小の建物、それが水面院である。(イラスト)
水面院では知識と魔術、そして護身術としての弓術を学ぶ。寄宿舎学校のようなところだろうか。小説無頼の徒/Outlaw:Champions of Kamigawaに登場する長流、青梅浬子/Riko Omeは今田魅知子/Michiko Konda姫のご学友であるが、長流は水の魔法を使う魔術に長け、浬子は弓術や体術を重点的に学んでいるようだ。
密伊汽/Iki Hisoka師範が現在の院長を務め、神河最大の書庫は小津あざみ/Azami Ozuが管理している。
神滝と永岩城との距離は馬でほぼ丸一日の距離にある。
- 神河物語の基本土地、島/Islandを4つ並べるとひとつの絵になる(1,2,3,4)。このカードだけでなく、4枚の島や帷の切断/Part the Veil(イラスト)、潮の星、京河/Keiga, the Tide Star(イラスト)に描かれているのが神滝である。
- 水面院関連のイラストを見ると解るが、日本の戦国時代を基にした神河のうちにあって、水面院だけはどう見ても中国の戦国時代である。