イマーラ・タンドリス/Emmara Tandris
提供:MTG Wiki
セレズニア議事会/The Selesnya Conclaveの迷路走者。
1/1や2/2のトークンが戦闘や全体火力で死ななくなるというのはそれなりに有用ではあるのだが、7マナのクリーチャーの能力としてはかなり地味。過去の活力/Vigorと比べてもコスト・パフォーマンスは高いとは言い難い。
リミテッドではなにはなくともファッティであり、また緑白をピックしていけば自然とトークンを使用するデッキになるはずなので、相応に有用。しかし構築では、トークンが並んでいる状態で大量のマナを用意できるのであれば、集団的祝福/Collective Blessingや孔蹄のビヒモス/Craterhoof Behemothで直接勝負を決めに行く方がよいと思われる。たとえ防御的なカードが欲しい場合でも、もう1マナ出せば希望の天使アヴァシン/Avacyn, Angel of Hopeという選択肢がある。
- エルフの中では最もタフネスが高く、P/Tの合計および点数で見たマナ・コストも1位タイ。小説では優美なエルフの癒し手という印象であったが、意外にも超肉体派の性能である。
- 単体でのサイズ勝負ならば迷路走者サイクルの他のメンバーに打ち負けることはない。それどころか、ギルド指導者サイクルの面々とさえ互角以上にやりあえる。
- あまりのイメージの乖離から、ジェラード・キャパシェン/Gerrard Capashenと並ぶ失敗例に挙げられている(参考/翻訳)。
- Mark Rosewaterのblogによれば、イマーラは元々神話レアで*/*トークンを使用するカードだったが、開発段階で復活の声/Voice of Resurgenceとその役割を入れ替えられた(カード名と伝説だけを交換したわけではない)。その名残としてイマーラのイラストの背景には復活の声用のトークン・カードのエレメンタルが描かれている(トークン画像)。この変更は迷路走者時点のイマーラのストーリー的状況ならびに境遇を反映してのものと推察される。イマーラ・タンドリス/Emmara Tandris (ストーリー)も参照。
関連カード
サイクル
ドラゴンの迷路の各ギルド/Guildの迷路走者サイクル。いずれもレアの伝説のクリーチャー。
- 第10管区のラヴィニア/Lavinia of the Tenth (アゾリウス評議会/The Azorius Senate)
- 幽霊の特使、テイサ/Teysa, Envoy of Ghosts (オルゾフ組/The Orzhov Syndicate)
- 精神を飲む者、ミルコ・ヴォスク/Mirko Vosk, Mind Drinker (ディミーア家/House Dimir)
- イゼットの模範、メーレク/Melek, Izzet Paragon (イゼット団/The Izzet)
- ラクドスの血魔女、イクサヴァ/Exava, Rakdos Blood Witch (ラクドス教団/The Cult of Rakdos)
- 縞痕のヴァロルズ/Varolz, the Scar-Striped (ゴルガリ団/The Golgari)
- 自由なる者ルーリク・サー/Ruric Thar, the Unbowed (グルール一族/The Gruul Clans)
- 軍勢の刃、タージク/Tajic, Blade of the Legion (ボロス軍/Boros Legion)
- イマーラ・タンドリス/Emmara Tandris (セレズニア議事会/The Selesnya Conclave)
- 育殻組のヴォレル/Vorel of the Hull Clade (シミック連合/The Simic Combine)
ストーリー
イマーラ・タンドリス/Emmara Tandrisはセレズニア議事会に所属するエルフの癒し手/Healerで、暗黙の迷路/The Implicit Mazeの走者の1人。
詳細はイマーラ・タンドリス/Emmara Tandris (ストーリー)を参照。
参考
- An Appreciation for Tokens(Daily MTG、Command Tower、文:Adam Styborski)
- カード個別評価:ドラゴンの迷路 - レア